Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

パリ・オペラ座バレエの昇進コンクール結果

パリ・オペラ座バレエの昇進コンクールが、11月9日、10日に開催され結果が発表されています。

11月9日男子

Results of the competition to promote the Ballet of the Opéra national of Paris - Opéra national de Paris

プルミエ・ダンスールに昇進  マルク・モロー
スジェに昇進   アクセル・マリアーノ アントワーヌ・キルシャー
コリフェに昇進  Leo De Busserolles Andrea Sarri

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© Francette Levieux / OnP

プルミエに昇進したマルク・モローは「スーパー・バレエレッスン」に出演し日本でも顔なじみですね。
マニュエル・ルグリのグループ公演でも来日しました。2004年入団。そろそろベテランの域です。

2位のフランチェスコ・ムーラはイタリア出身、今年のヴァルナ国際バレエコンクール銅賞。若手ダンサーに贈られるカルポー賞も受賞。

3位のパブロ・レガサはスジェながら「ドン・キホーテ」のバジル役に抜擢された注目若手です。

4位のフォロリモン・ロリューはサバティカルを取得して2年間、ボストン・バレエで主演もしていたほどです。

最有力候補の一人ジェレミー・ルー・ケールは今コンクールには欠場しました。

プルミエへの昇進試験に出場したダンサーは7人順位が付かなかったのは、セバスチャン・ベルトーでした。


<順位>

カドリーユ
課題曲:ヌレエフ版「ラ・バヤデール」2幕、ソロルのヴァリエーション

1. Léo De Busserolles - promoted
2. Andrea Sarri - promoted
3. Chun-Win Lam
4. Milo Bishop

自由演目で踊った作品
Leo de Busserolles: La Sylphide , Act II, first variation of James (Pierre Lacotte)
Andrea Sarri: Donizetti pas de deux (Manuel Legris)

3位で惜しくも昇進にならなかったChun-Win Lamは、香港出身。

今年のヴァルナ国際コンクールファイナリストで、アーティスティック・プレゼンテーション賞受賞。


コリフェ
課題曲:ヌレエフ版「眠れる森の美女」3幕パ・ド・サンク

1. Axel Magliano - promoted
2. Antoine Kirscher - promoted
3. Thomas Docquir
4. Simon Le Borgne
5. Florent Mélac
6. Alexandre Gasse

自由演目
Axel Magliano: Swan Lake , slow variation of Siegfried (Rudolf Nureyev)
Antoine Kirscher: Dances at a gathering , first variation of the Dancer in brown (Jerome Robbins)


スジェ
課題曲:ヌレエフ版「ライモンダ」3幕ジャン・ド・ブリエンヌのヴァリエーション

1. Marc Moreau - promoted
2. Francesco Mura
3. Pablo Legasa
4. Florimond Lorieux
5. Daniel Stokes
6. Yann Chailloux

自由演目 Marc Moreau: Manfred (Rudolf Nureyev)

 

11月10日女子

プルミエール・ダンスーズに昇進 マリオン・バルボー エロイーズ・ブルドン
スジェに昇進  ビアンカ・スクーダモア
コリフェに昇進 Victoire Anquetil Naïs Duboscq

f:id:kotorio:20181202032635p:plain © Francette Levieux / OnP

1. Bianca Scudamore - promoted

スジェに昇進したビアンカ・スクーダモアは、オーストラリア出身。ローザンヌ国際バレエコンクールに出場しパリ・オペラ座学校入学。エトワール有力候補とも囁かれています。

今年のヴァルナ国際バレエコンクール銀賞。若手ダンサーを表彰するカルポー賞も受賞。コリフェは2枠ですが、1人しか昇進しませんでした。

プルミエール・ダンスーズに昇進したマリオン・バルボーとエロイーズ・ブルドン。バルボーは、シェルカウイ、ロック、ピタが振付けてDVDにもなる「くるみ割り人形」(「イオランタ」と同時上演)に主演。

エロイーズ・ブルドンは古典を得意とし、スジェ時代から「白鳥の湖」や「ラ・バヤデール」に主演、マリインスキー国際バレエフェスティバルに招かれ「白鳥の湖」に主演しています。

昇進試験に弱く毎年挑戦しても上がれなかったのですが、ついにプルミエール・ダンスーズに昇進。人気の高いダンサーだっただけにやっと、という感じですね。

自由演目
Bianca Scudamore : The Four Seasons , Spring Variation (Jerome Robbins)

<順位>

カドリーユ
課題曲:「パキータ」第2ヴァリエーション(ヴィノグラードフ版)

1. Victoire Anquetil - promoted
2. Naïs Duboscq - promoted
3. Bleuenn Battistoni
4. Seohoo Yun
5. Camille de Bellefon
6. Célia Drouy

自由演目
Victoire Anquetil : Don Quixote , Act III, variation of Kitri (Rudolf Nureyev)
Naïs Duboscq : Grand Pas Classique (Victor Gsovsky)

コリフェ
課題曲:ブルメイステル版「白鳥の湖」パ・ド・カトルの第1ヴァリエーション

スジェ
課題曲:ノイマイヤー振付「くるみ割り人形」2幕ルイーズのヴァリエーション

1. Marion Barbeau - promoted
2. Héloïse Bourdon - promoted
3. Silvia Saint-Martin
4. Ida Viikinkoski
5. Roxane Stojanov
6. Marine Ganio

自由演目
Marion Barbeau: The Sleeping Beauty , Act II, Variation of the Vision (Rosella Hightower)
Héloïse Bourdon: Other Dances , second variation (Jerome Robbins)

【kotorioからのひとこと】

昇進試験当日の一発勝負。日ごろの舞台も評価されているとは言われていますが。

本公演中にコンクール向け練習も重なります。

クラシックバレエの上演が少なくなっている中、コンテンポラリー作品では比較的

階級にとらわれず、抜擢されるチャンスも多いように見受けられます。