Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

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吉田都さんのスーパーバレエレッスンから 指導法を学ぶ 第11回「ロメオとジュリエット」第1幕 バルコニーのパ・ド・ドゥ その1

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《ストーリー》

対立する名家に生まれたロミオとジュリエット。互いに強く惹かれ合う二人が、

悲劇へと向かう世界的に有名な物語です。第一幕、舞踏会で二人は恋に落ちます。

ジュリエットがバルコニーで夢見ごごちでいたとき、下にロメオらしき人が現れます。

バルコニーから駆け下りるジュリエット。愛を確かめ合うパ・ド・ドゥは、

この作品のハイライトとなっています。

《吉田さん》

彼女の心の変化だったりっていうのがすごくみえるシーンなんですけれども、

そこの、感情のほうに行くまでにーーこのパ・ド・ドゥ、凄く時間のかかる

難しいものなんですね、もう本当にクラシックではないような、

リフトが入っていたりとか、割とオフバランスが多かったりとか。

ジュリエットのこのバルコニーのシーンはもうほんとに。それこそ

パートナーを信用しきって、思いっきり、ぼっとオフにいったりとか、

もっとこうなんというか、引上げる踊りじゃないんですね、

もっと、こう地に足のついた踊りになっていますから。

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1)2分56秒 ジュリエットは、お姫様でも妖精でもないから、できるだけ

これはバレエティックに、歩きももう普通の女性みたいに。

すごく歩き方とかね、言われるのね。こういうバレエみたいな歩き方ではなくて、

ほんとにこう普通の歩き方。それでもう、なんか気持ちいい夜だから、

「風にあたろっかなー」って。で、来たときに、さっきの舞踏会のシーンとかを、

こうね、ここでね、思い浮かべるのね。で、さっき、あの、その前に、

ロミオにキスをね、されて、それをこう思い出しながら、そうそう、

そういうのが見えたら。こう自分の中で、今こう何考えて・・・みたいな。

だからもうほんとにこう自然な感じ。あんまりこう決めないで。

自分のそのときの気持ちで。もう一回。自然に、ほんとに。

そうそういい感じ。もっとほっぺに。高すぎる。そう。

もう一回いい?今のところ、ロミオが出てくるところだけれど。

こう物思いにふけっているでしょ。で、なんかちょっと音楽が変わるところがある、

そこでなんか、胸騒ぎっていうか、なんか、・・誰か・・っていうのを、

感じてから。ちょっとこう、探す?で、絶対できるだけこう、彼が出てくるときは、

こっちだったり、え、あっち、なんか物音、いつでるかな、とか。

絶対こう、見ないように。それは自然に。

ちょっとじゃあ彼が出てくるところから。

みないように見ないように、そうそう難しいけどね。で、もっと、もっと驚いて。

ここ、でも舞台、落ちるよそれだと。

もうね、バルコニー、ほんとに、うーーーーーんって。届くよーにって、そうそう。

で、最後の最後に、降りちゃう、降りてきてっ、て言う。で、これ多分、

走ってきて、その彼がいた場所、にこう行って「あっ、いない」。

だからもっと上。で、止めたときに必ずセンターになるように。そう、だから、

こう行って、でまたいない、ってなったときに、そうそう、このあたり。

2)46秒からーー遅い!遅い遅い遅い!(男性パートナーに)

ちょっと階段降りるところから、音楽聞いて。そう、今のタイミングで、

で、音楽が変わるところで「待ってて、行くから」みたいな。で、たぶん、

「5」ぐらいで階段 ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、

セブン、エイトで、ここ。5ぐらいで、降りたらいいぐらい。多分真ん中の、

後ろのほうで、止まるーーようにするにはもっと後ろのほうに行って。

そう、今のいい。お互いこう、すごく、いることを感じてね。こう、手。

繋いでるっていうのを。

また遅い遅い遅い、一瞬遅いんだよ!!・・・・(笑)それで、ここのさあ、

行くのも、気持ち、こう、はっって、「彼がくるからーーー」って感じ。

だからもっとうん、気持ちがこう、見えた方が、わかりやすい。

でちょっとここの音楽聴いて。今のーー男性・・・(吉田さん、男性パートを踊る)

4分02秒 今のだと、早いんだよ!!!ちょっと早い。(笑)この、

二番目のステップが、早すぎ。もっと全部、ジュリエットに向かって!踊って。

5分 もうちょっと、待ってぇぇぇ(吉田さんの悲鳴)そこがね。うん、でも今、

よくなってはいたんだけれども、もうちょっとジュリエットを見てください。

ふふふ(笑)もう、ジュリエットぉぉぉって。もうちょっとこう。

今、目が合っていなかったよ、どっか違うところを見てたから(笑)

そうそう、うん。ジュリエットも、こう。うん。

そしたらその次のステップ、今止まったところから行きます。

マネージュの最初。(マネージュ・回転やジャンプを繰り返しながら、

舞台に大きな円を描くように移動すること)

6分04秒 ごめんごめん、それじゃごめんね、マネージュさあ、小さいから

そうなっちゃうけど、できたらそこのコーナーで、終えて。

で、思いっきりもう、走って。センターじゃない。うん、もうクォーターかな。

うん、この辺。

3)40秒ーーおおっ、はいはい。あの、最初のところね。ピルエットして、

ここはすごく、うん、たん、で、これがすごく、足がさーって、

うわーって上がるんだけど。もっとスムーズにこう行かないと。プリエから

ーーそうそうそう。で、次、ちゃんと見つめあってーーーそうそう、はい。

そう、で、その次なんだけれども。

今こうやってたつでしょ、で、こうやって、背中をあげる。そうすると、

立ちやすいでしょう(男性に対してのアドヴァイス)これトリックなんだけど

なんか。すごく、言われる。背中はもう、あ、ううん。

こういう風にやったら、そうそう、そうすると男性がすぐ上がる。

そうしたら、ジュリエット。もっと、気持ちを込めてーーーそう。それですぐ。

あ、でも立たなくて大丈夫。こうやったら、で、もう、うん。背中を、渡す感じ。

はいはい。で、次の降り方よね。うぉぉぉわ。(ちょっと失敗する)そう、男性ね、

こうなっているから(反っている)これをくっとこう(戻す)起こしてあげないと。

2分54秒 もっと時間をかけてーーそうそうそう。でも、音には遅れないようにね。

その中で。はい、で、足落として。そうそう、多分さ、足、こう、

着いたのわかったら、もう起こしてあげて。

4分 《吉田さん》 リハーサルのときは大変なんですよ、やはり逆さまになったりとか、そこらじゅうあざを作りながら、練習するような作品なんですけれども、でも舞台上でジュリエットを生きられるのが、すごく幸せで。

もうあのパ・ド・ドゥっていうのは、何ですかね、こう、なかなか、バレエの公演で、自分自身もほんとに入り込んで楽しんでもう、っていう作品っていうのはなかなかないんです。

やっぱりどこか冷静な自分がいて、きちんとクラシックのステップを守って、というという舞台が多い中、ジュリエットっていうのはほんとに、ジュリエットになりきって、わぁっといける、作品ですね。

4分55秒 ロバート・チューズリー

ロイヤルバレエ学校で吉田都の卒業式を見て以来、ずっと彼女に注目していました。

初めて一緒に踊ったのはロイヤルでの「ジゼル」で、日本での共演も多いですね。

音楽性が抜群な上、オープンで、相手を信頼してくれます。パ・ド・ドゥを踊るときには、お互いの信頼がとても重要です。

彼女はアーティストとしてとても正直で、いいものを持っています。