Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

吉田都さんのスーパーバレエレッスンから 指導法を学ぶ 第8回「くるみ割り人形」第2幕 パ・ド・ドゥからアダージョその1

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《ストーリー》

少女クララはクリスマスのパーティーでくるみ割り人形をもらいます。

その夜、クララはネズミの軍隊と戦うくるみ割り人形を助け、お菓子の国に招待される夢を見ます。歓迎を受けるクララ。お城では華やかな宴が繰り広げられます。

子供の夢を描いた物語です。クラシックのピュアな動きで構成されたバレエで、相手役が後ろにいるときも、よく意識して踊る事が大切です。

吉田さんーーその「版」によっても違うんですが、私がいつも踊っているロイヤルのピーターライト版では、クララの理想の女性像として、威厳を保ちつつ、あたたかく、という事を想定して(女王役を)踊っています。毎年クリスマスの時期に踊られ、音楽もよく知られて定番となっているバレエです。

ーーー生徒役は日高有梨さんです。

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 1)・見てすぐ自分の方に行かない。最初は視線は彼女、次はお客さんの方、また彼女のほう。二人とももうちょっと見つめあって欲しい。手を差し出し、時間をかけて。

・ディヴェロペ後に膝落ちないよう、伸びて。ターンアウト、もうちょっと開ける。

・男性が時間をかけて回ってくれないと。フラットのほうが、女性の足の長いラインが見える。

・女性とのタイミングが難しい。男性少し後ろ目に。音に遅れない。

・足に乗せてあげないと。5番でもちゃんとバランスに乗せて。

・右にブレ、円を描くように。音楽と一緒に終わるにはもう少し早めにスタートすべき。二階席のお客様に見えるように。

(吉田さん)くるみのパドドウ、優雅に見えるけれども体力的に非常に大変。ソロも長くて、ピュアなクラッシックのステップで、本当に難しい作品。

2)・足細くブレ。遅くならない。呼吸使って。ピルエットからアラベスクのタイミングはよくなったけれど、もっと呼吸を使って、これももっと上半身クロス。

・今のところも伸びてから。足先から行くのではかくて、膝から。足先がついたときが音。音楽聞くと、「ヤン」という呼吸のところ聞こえるから。顔付けて。呼吸して、息吸って、肩使って。遅れない。

・音楽聞いて。音を聞いてから行った方がいい。

・ターンアウトと、エファッセ、蹴らない。たらららん、という音楽のところ、アクセント欲しい。

・ピルエット早く。押してる?もっとくっと左脇押して顔付けて。ピルエットはアラベスクに行く過程だから、ピルエットがメインにならない。左も顔付けて。

3)・後ろ足つま先気をつけて ・もっとブレ動けるよ

・多分男性が引っ張ってくれないと。パンシェした後、もっと行って、引っ張って。

・肘がもっと引っ張り合う感じで。すぐ行かないで、ためたあとでダダッと進む

・手を開くときぐらいから進むように、音に遅れない。

・ピルエットはピーターのバージョンだともっと倒れる。いつも言われるのは右左。でもすごく速いからそこまではいけないんだけど、もっと回れる、毎回そこまで行く。

・ピルエットはもっと顔付けて、ちゃちゃっと。よくなった。

(ヒーターライトのインタビュー)私のくるみでは、最後の幕で、王子様ではなくてドロッセルマイヤーの甥が、クララを救います。彼らはその後でお菓子の王国に行き、金平糖の精に何をしたの?なんでここにいるの?と聞かれ、彼はいきさつを話すのです。

私はこういう展開が好きです。ときには作品の構成バランスを崩すのがいいんです。常にダンスの順番が決まっているとお客さんは眠ってしまいますからね。

違う事を取り込むといいのです、なるべくいじらないようにしつつ焦点を変えてみたり。ドラマ性を強調する事はあります。原作者たちが思い描いていたものは尊重し、伝統を受け継ぎたいと考えています。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/37/Sugar_Plum_Fairy.jpg/290px-Sugar_Plum_Fairy.jpg

【kotorioからのひとこと】

ロイヤルの舞台なら、マチュー・ホールディングのこの動画がオススメです。いろいろな版がある中、フランスのGoogleで英国のピーターライト版を探すのには苦労しましたが(笑)。昔のルドルフ・ヌレエフの映像もありました。

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