Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

第15回世界バレエフェス シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ 

第15回世界バレエフェスティバルに、出演するダンサーの紹介です。
ハンブルク・バレエ団プリンシパル、シルヴィア・アッツォーニさんとアレクサンドル・リアブコさん。
2月にはハンブルク・バレエ団の来日公演でご覧になった方も多いのでは。
フェスへはもう3度めの登場となりますね。

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ーーーハンブルク・バレエ団の「おしどり」プリンシパルとして日本でも有名です。最初のお互いの印象は?


アッツォーニ:1995年ハンブルク・バレエ学校の公演で、ジョン(ノイマイヤー)の『ヨンダリング』で音楽と一体になって躍動していた少年に惹かれました。素晴らしいダンサーになることを確信しました。

この少年がサーシャ(リアブコ)。ジョンも同じことを感じたのでしょう、卒業予定を一年繰り上げて、サーシャを団員にしてしまいました。

リアブコ:96年に私が入団した時、稽古場でも舞台でも、特別なオーラを放つシルヴィアに見とれていました。すぐにでも共演したかったけれど、彼女はソリストだったので、新人の私では相手役は務まらないないな、と弱気になったり。

でも、身長のバランスが良いから、経験を積んでパートナリングのテクニックを磨けば、きっとチャンスが巡ってくるだろう、と。

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---- 芸術監督ジョン・ノイマイヤー氏の作品が生まれる瞬間について


リアブコ:ジョンは入念にリサーチをした上で、リハーサルに臨みます。日本公演(2018年2月)の演目『ニジンスキー』も。
彼はあの不世出のダンサーに魅了され、書籍や彼をモデルにした美術品、ニジンスキーの手書きの絵を収集しているほど。

でもいったん稽古場に入ると、ジョンはすべてを白紙に戻し、インスピレーションが湧くのを待ちます。音楽を流すこともあれば、無音のこともあります。そして、おもむろに動き始める。私達ダンサーが彼の動きを再現し、発展させながら、振付に昇華させていきます。

アッツォーニ:ジョンの創作に参加することは、緊張感に満ちた、素晴らしい時間です。自分が主役を踊るのか、端役なのかなんて、関係ありません。

ダンサーの役割は、神経を研ぎ澄まし、その瞬間に彼が生み出したものを受け止めて、作品の誕生を後押しすることです。

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---- 世界バレエフェスティバル出演は、2003年、2015年に続いて、3度目。

 アッツォーニ:初めて参加した時、錚々たるスター達を目の当たりにして、気後れしていました。でも、ジョンの「マーラー交響曲第三番」のデュエットを踊った時、ほんとうに美しかった、とシルヴィ・ギエムが声をかけてくれました。私、感激のあまり、卒倒しそうでした(笑)。

出演者の間に、上下関係もライバル意識もありません。誰もが同じ立場でレッスンに励み、自分の踊りをさらに磨くために全力を尽くしている。なんて素晴らしいのだろう、と思いました。

リアブコ:このフェスティバルは出会いの場です。一夜限りのイベントではなく、偉大なダンサー達と2週間もの時間を共に過ごし、刺激し合い、学び会う。彼らの舞台に感嘆するだけでなく、本番前にどのように準備をし、公演後にどのような体のケアをするのか。その姿を規範に、私も自分を鍛錬してきました。

再びこの場に立ち、ジョンの作品を踊ることが楽しみです。

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【kotorioからのひとこと】

シルヴィアといえば、このイメージのほうが強いのですが・・・これは圧倒的でした。

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