Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

英国EU離脱とダンス界の将来 その2 

ランベール・ダンスのナディア・スターンは、ビザ問題についてこう述べます。

「カンパニーダンサーのうち、英国人は半分。

 4分の1がヨーロッパ諸国から、残りはそれ以外の国出身。

 今まではEU出身のダンサーは、同カンパニーに問題なく入団できたが、

 今後は非EU出身者同様の条件になってしまう」

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英国の労働ビザの条件は厳しく、EU以外からの弁護士、エンジニア、秘書、

ダンサーは「Tier 2」というビザのカテゴリ(熟練労働者)に該当します。

年間20,700人(2018年調べ)という総数制限があり、年収£155,300以下の人々に適用されます。

この許可証は、ポイント制で、前年の年収、英語能力、スキル、年齢によって算出されたポイントで判定されます。

ダンスは、入国管理局に「英国では不足している能力」と判断されている分野で、

これまではこのビザが下りる可能性は比較的高いと言えました。

問題は、EUから離脱した後、英国政府は(ダンサーのみならず)3~4万人のEU出身の労働者を、外国人ビザにどう切り替えるのか、という点です。ãAmandine Albissonãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

スターン氏は「今まで通りの採用活動ができなくなるのでは、ということ。

ヨーロッパ以外からの労働ビザの発行件数が減ることが予想されれば、

世界レベルのカンパニーの維持にもゆくゆくは影響を与えるでしょう」と懸念します。

ヨーロッパ内のクリエイティブなアーティストとの自由な行き来を失うこと、

またカンパニーが背負う、新しいコストの発生も心配の種です。

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国際的に活動するダンスカンパニーにとって

「英国の文化政策は、EU離脱に従って、ナショナリズム的に陥る可能性もあります。

制限されて長期的な視野に立てなくなることも」とカーン氏も警告しています。

「ビザ申請に関する業務は、雇用への障壁となる」とロイヤルの監督オヘア氏は言い、

ランベールのスターン氏も「良いダンサーが見つけられなくなれば、カンパニーの規模を小さくせざるを得ない。もしくは人数を維持するために今までは雇わなかったレベルのダンサーを採用し、それによってカンパニーの質を落とさざるを得なくなります」と述べます。

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英国のダンスは、常にヨーロッパの中にありました。

ロイヤル・バレエの振付家であったケネス・マクミラン、ジョン・クランコなど、

英国とドイツの両国で仕事をしてきた実績があります。

ロイヤルの歴史を振り返ると、多くのアーティストはヨーロッパ出身でした。

タマラ・ロホ、アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー、シルヴィ・ギエム

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スペイン人のタマラ・ロホは、イングリッシュ・ナショナル・バレエの芸術監督です。

ロンドンで活躍したスターたちは、現在、オランダ、エストニアギリシャ

スロヴェニアルーマニアといった国々で、芸術監督として活躍しています。

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