パリオペラ座、本年度ラストシーズンの幕開けです!
演目はフレデリック・アシュトン振付の「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」。
La Fille mal gardée,つまり「なんだかヘタッピに見張られちゃった少女」というフランス語ですが、日本では「リーズの結婚」と訳されている事も多いバレエですね。
喜劇で、とっても楽しいバレエ。吉田都さんがとっても上手な演目ですねー。
実は都さんで、このブログ、13回連載をすでに完成させているのですが、
ネタバレになるので控えますが・・・その中に、リーズの結婚、ももちろん入っております!
2007年にパリオペのレパートリー入りしたーーーと思うのですが。
舞台はフランスの田舎。押さえるべき登場人物は以下の通りです。
リーズ:農家の一人娘
コーラス:貧乏でもチャーミングな農夫で、リーズの恋人。
シモーヌ:リーズの母。娘とアランとの結婚を望みコーラスとの仲を邪魔する。
アラン:裕福な農場主トーマスの一人息子。バカ息子だが、性格は純真。
トーマス:アランの父親。農場を所有、リーズと息子を結婚させようとしている。
都さんも言っていたのですが、アシュトンの作品は上半身の使い方が普通のクラシックと違って相当難しい(かなり左右にひねります)のと、小物使いーーこの作品ではリボンとスカーフですがーーが、かなりクセがあります。
2時間10分。舞台もタイトルもフランスなのに、とっても「アシュトン的」というか、演劇的な作品なんですよね。
本日25日から、7月14日の革命記念日まで、4キャストのカップルによる公演が行われます。
本日初日はアリスがリーズ役、コーラスがフランソワ・アリュのカップルでした。
LUNDI 25 JUIN 2018 À 19:30 La Fille mal gardée
Lise Alice Renavand Colas François Alu
Mère Simone Simon Valastro Alain Allister Madin
アリスはエラの張り方や、黒髪が都さんを彷彿とさせるのですが、出てきた瞬間思ったのは、「アリス、太った!?」
なんですかあの二の腕のたぶたぷのお肉は!!!!!
太ももも、筋肉ではなくて、贅肉がつきすぎです。短足に見える!ってか全体的に太いよ、アリス!!あと5キロ絞りなさい、エトワールなら!!!
1幕は見ていて、1時間すっごい長かった・・・・。
二幕でドレス着替えてからは、まあ笑顔で救われた、という感じでしたが。
それより客席を湧かせていたのはコーラス役のフランソワ・アリュ。
彼の陽のオーラはこの役にぴったりなのですが、なにぶん背が低い、足が異様に短い、そして、太ももにいらん筋肉がつきすぎている、という3大欠点があります。
7月中旬まで全11回公演。4キャストは全部見ますが、退屈しそうな予感。
レオノーラが一番役に合っていると思いますが、次は明後日の観劇予定、ドロテ・ジルベールです。ドロテがこの役って、ほんと合わなそう・・・・・。