Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

パリオペラ座バレエの「ロミオとジュリエット」後編

舞台装置はヴァルツ、ピア・マイヤー・シュリヴァー、トーマス・シェンクと、いずれもドイツ勢。

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舞台上に、床が2枚、蝶つがいのように後方で上下開閉しながら場面場面にアクセントをつけます。

照明はデイビッド・フィン、世界名門バレエカンパニーから引っ張りだこ。

キャピレット家は白、モンタギュー家は黒の衣装で統一したのもGOOD!

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シャープなコントラスト。無味乾燥とも取られかねない印象ですが、照明が表情を奥深くしているのが伝わってきます。

ヴァルツはクラシックバレエの基本からは離れて、日常的な人体の動作を重視して振り付け・構成を試みたんですね。

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初演時には、ヴァルツはベルリンにダンサーを呼び寄せ、6週間特訓したとか。

彼女の伝えたいことを、ダンサーたちが身体という言語に表現していく。

当時のブログの記録を振り返ってみますとーーーデュポンはバレリーナらしからぬお肉のついた身体で、丸いし重たそう。14歳を演じるのは無理があるんじゃ・・・

ニーナ・アナニアシヴィリ(現・ジョージアバレエ団監督)よりは若干マシ?

モローは大人っぽくてなんというか書道で言ったら草書のよう。

淀みのない流れる演技がよかった、と記録してあります。

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ネタバレになるので書かないでおきますが、バルコニーの場面はこの作品の真骨頂でしょう。さあ、二人は何をするのか?観劇レポートまでお待ちあれ。

オペラでもバレエでもない、ヴァルツならではの人間賛歌ーーなんて、使いまわされたフレーズは言いたくない。