Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

パリオペラ座エトワール・ジェルマン・ルーヴェ(Germain Louvet)くん徹底解剖その1

2016年末の12月28日「白鳥の湖」でエトワールに任命されて一年。

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実は、2017年1月1日にプルミエ・ダンスールに上がることが決まっていた彼。ところが、スジェからの「飛び級」エトワール任命劇。2004年マチュー・ガニオ以来です。

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オーレリ・デュポンが監督に就任し、初のエトワール任命となったジェルマン。

2017年末公演ではレオノール・ボーラックを相手に初役で「ドン・キホーテ」を踊りました。この二人の相性の良いこと!!本物のカップルのように愛らしい。

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1月には来日し、すでに多くの日本のダンスファンの心を惹きつけているジェルマン君。kotorioも一目惚れしたその真摯な青年の魅力に迫ってみましょう。

2017〜18年シーズンのジェルマンくんですが、まず、
バランシン作品、「ジュエルズ」からスタート。

パートナーはリュドミラ・パリエロでした。
オープニング・ガラで怪我をしたマチアス・エイマンの代役として「ダイヤモンドでミリアム・ウルド=ブラームを相手に踊っていますね。

アニエス・ルテステュがコーチで「良きアドバイザー」だったと語っています。

ドン・キホーテ」はなんと、初の抜擢でした。

パートナーはレオノール・ボーラック。本公演は2回でしたが、アヴァン・プルミエール(28歳以下が対象の有料ゲネプロ)も加えて、計3公演。

「ヌレエフ振付は技術点にハード、3時間という長い作品なので耐久力のコントロールも大変」フィガロ紙のインタビューで語っています。

その容貌から「プリンス」路線が多く、白鳥の湖の王子や、ラ・シルフィードなど、ノーブルな役が本人にとっても自然だったそう。

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ところが「ドンキ」は、いたずら男子の役。キトリのお尻を触ったり、女の子にキスしたり。でも実際練習を積むうちにすっかりこの役がはまってしまったようです(笑)

バレエの演劇的な部分を学び、彼の中にあったコミカルな面も引き出すこととなりました。「ダンサーとしての幅が広がった」と述べています。

ーーー「その2」へ つづく