Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

ドロテ・ジルベールとジェームス・ボルト 短編映画「Naissance d’une étoile(エトワールの誕生)」

2013年、オペラ座のエトワール、ドロテ・ジルベールはレペット初の香水の広告モデルの撮影を行っていた。

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カメラマンは当時モード界で写真家として活躍しだした、ジェームス・ボルト氏。

オペラ座のエトワールダンサーのオフィシャル・ポートレートは、現在ジェームスに撮影が任されている。元芸術監督バンジャマン・ミルピエの指名で、昨年春には、「Etoiles」という写真集も発表。

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二人は結婚し、今は4歳の女の子がいる。
女性として、ダンサーとして、母としてーー忙しくも充実した日々のドロテさん。
ジェームスに導かれ、なんと今度は女優業にも一歩踏み出したそう。

共演にはなんとカトリーヌ・ドヌーヴ
タイトルは『Naissance d’une étoile(エトワールの誕生)』で、18分の短編。
これは夫ジェームスの初の映画監督作品。

テーマは「エトワールに任命される直前のダンサーが妊娠を知る。今日の女性としてどのような選択をするべきか?」
ジェームス氏は、「女性について語りたい、とちょうど思っている時だった、女性の葛藤、戦いを語ろうと思った」。

18分は、フェスティバルに参加する基本の長さ。
芸術監督役はカトリーヌ・ドヌーヴが演じるのがいい、と思った彼は、シナリオを届け、出演承諾を得る。初作品にしてドヌーヴへ指示を出すプレッシャーといったら・・・。

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撮影にオペラ座が使えるのはたったの4日間。オペラ座ダンサーの物語ゆえ、他の劇場での撮影はありえない。

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楽屋でのドロテのシーン

「妊娠を想起させる要素として、球状のランプが欲しいと思った。5つのテーブルにそれぞれランプを置いて、中央にはドロテがひとり。コール・ド・バレエではなくエトワールはひとりで踊る、孤独、放棄といったイメージを託した」

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写真、映画と活動の場を着々と広げているジェローム。頭に浮かんだアイデア、コンセプトを次々と実現に移してゆく。写真家だから写真だけを続けることはなく、チャレンジに情熱を感じるタイプとか。

 お互いを高め合える素敵な夫婦の物語も、いつか見てみたい気もしますが。

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