Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

オペラ座ダンサー紹介 セバスチャン・ベルトーさんのルネッサンスとはーー

日本ではまだ取り上げられていない、エトワール以外の期待若手ダンサーを発掘するシリーズです。(kotorioが勝手に名付けました・笑)

今日ご紹介するのはSébastien Bertaud セバスチャン・ベルトーさん、階級はスジェです。おおっ、イケメンではないですか!

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6月中旬にオペラ・ガルニエで「ベルトー、ヴァラストロ、ブーシェ、ポール」で、コレグラファーの一人として作品を発表したベルトーさん。

ファッション界で注目のバルマンのオリヴィエ・ルスタンが衣装デザインをしたこともあり、彼の作品「ルネッサンス」は話題となりました。
会場には、オリヴィエ・ルスタンの応援にかけつけたセリーヌ・ディオンの姿も。

ルネッサンス、というタイトルをつけた理由としては「とても詩情あふれる言葉、この作品にはストーリーはないですが、歓喜、そしてふたたび魔法を、という意味を込めたのです」と語っています。

創作の師、フォーサイスからのアドヴァイスは「自分のしたいことを提案しなさい」。

地方ボルドーから、ダンサーへの夢を描いてパリに出てきたベルトーさん。

「子供の僕がオペラ・ガルニエに足を踏み入れたときに抱いた夢・・・それを表現しよう」

若手スジェながら、彼は10年以上も振り付けに興味を抱き、創作を続けてきました。

もともと、前監督バンジャマン・ミルピエが創設した「振付アカデミー」のディレクターがフォーサイス

ミルピエ時代にアカデミーが始まり、監督が去った後、発表する公演があった、という長い経緯を乗り越えてきました。

フォーサイスとの出会いは、僕にとって決定的なものでした。僕の人生に強いインパクトを与えました」

下積み期間が長く、階級「コリフェ」を8年やったベルトーさん。

「どうしたら上がれるか悩んでいる時に、下から若いダンサーたちが現れ追い抜かれて行って・・・コリフェに8年、精神的にとても辛い時期を過ごしていました。そんなとき、フォーサイスとの出会いが、僕の人生を変えました」。

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エトワールを差し置いて、フォーサイスは彼に一目置くようになります。

「精神的に僕を解放してくれました。彼が語ってくれた言葉は、すべてメモしてあります。彼のおかげで僕は心が開け、その3か月後、スジェに昇進できました」

kotorioとしては、まさに、フォーサイスとの出会いが、彼にとっての「ルネッサンス」だったのでは、と感じずにはいられません。