Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

ジュリアード音楽院学長 元NYCBダミアン・ワーツェル就任へ

ジュリアード音楽院、第7代目の学長に、ニューヨークシティ・バレエ(NYCB)の元プリンシパル、ダミアン・ワーツェル氏(49歳)の就任を発表しました。

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Juilliard Names Damian Woetzel as Seventh President

1967年生まれ。1989年にNYCBのプリンシパルとなり、2008年に41歳で引退するまで、カンパニーを代表する人気ダンサーでした。

年間1億1千万ドルの予算、10億の寄付、800人の生徒を抱える世界の名門音楽大学に、管理職経験のないワーツェル氏の今回の抜擢は、異例といえるでしょう。

白羽の矢があたった理由は、ジュリアードのチェアマンのブルース・コイナー氏がこう説明しています。

「彼の芸術的なバックグラウンドと、2008年ダンサー引退後のキャリアについて強い印象を受けた」。

氏はヴェイル国際ダンスフェスティバルの芸術監督として、このフェスティバルを生き返らせ、またハーバード大学で公共アドミニストレーションの修士号を取得しました。

ハーバード・ロースクールの客員教授の傍ら、オバマ大統領時代に、芸術委員会の一員として、公立学校へ芸術教育をもたらすという実績が評価されたようです。

就任は2018年の予定です。ワーツェル氏は、NYCB入団する前にジュリアード音楽院の中の「スクール・オブ・アメリカン・バレエ(SAB)」でも学んでいますから、ホームカミング、ということになりますね。

ジュリアード音楽院は、世界で最も権威のある音楽院ですが、高額な学費や、新しい収入源など、課題は山積みです。

 

ジュリアード音楽院の卒業生で世界的なチェリストヨーヨー・マさんは、ワーツェル氏の就任は「見事で思慮深い選択です」とコメントを寄せています。