Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

ABTからマリインスキーへ、ディアナ・ヴィシニョーワ新たなる出発

ディアナ・ヴィシニョーワは、2005年から12年に渡り、プリンシパルをつとめたアメリカン・バレエ・シアター(ABT)に別れを告げ、秋からマリインスキーで、新たな旅立ちをすることになりました。

アメリカンバレエシアターでの最後の演目はオネーギンでした。マルセロ・ゴメスとの最後のリハーサル映像が発表されています。見ていたら、見覚えのある顔が。あれ?ニーナ・アナニアシヴィリじゃないですか。

www.youtube.com

こちらのYouTubeのクレジットからもお分かりの通り「New Yorker」紙など、インタビューによると、ABTを離れる決意をしたのは「40歳という分水嶺を迎え、同世代はみな引退した。ここで生き残ることは相当のエネルギーを使い続けることだ。自分はそれを、注ぐべき他のことをもっているから」ーーーとの理由からだそう。

自らが手がける、コンテンポラリーダンスフェスティバル「Context」に、今後力を入れていくという決意表明のようにも取れます。クラシック出身のダンサーが、コンテに移行するのは別に珍しいことではありません。ギエムしかり、ルグリしかり。

ただ、ABTで長く信頼関係を作り上げてきた、唯一無二のパートナーであるマルセロ・ゴメスとの共演は、今後どこであっても続けていきたいと述べています。

https://www.mariinsky.ru/images/cms/data/ballet_bio/truppa/portraits/xvishneva_c_yuri_davidov_bio_2017.jpg.pagespeed.ic.RriEx7wDT1.jpg

わたくしごとですが、ヴィシニョーワの舞台は、東京で何度も見ました。昔のブログを見ると、この人のジゼルなど、相当、辛口批評していますね〜。筋肉質でぜんっぜんはかなげでないところが、私の好みではなかったのでしょう。

ところがkotorioも、40前になり、ディアナの決意がわかるような気も致します。

ーーー「ただの踊り手としてではなく芸術という言語の使い手になりたかった」

ゆえに、どれだけ厳しい米国の競争の中、勝ち残ってきたかが、語らずとも見え、こころから、共感できた気がします。

まず、マリインスキーのスケジュールだと、ロンドン公演がお披露目でしょうか。

となれば「アンナ・カレーニナ」ということになりますね。

こてこてのロシア物ですけれど、今の成熟したヴィシニョーワなら、その内面を忌憚なく、舞台上で演じてくれることと期待しています。ロンドンなら行きたいなあ。