Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

パリオペラ座「ラ・シルフィード」Ballet de l’Opéra national de Paris

パリ・オペラ座今シーズンの終幕にふさわしいラ・シルフィードでした。

全11公演のうち、主役カップルは5組。

アマンディーヌ・アルビッソンとユゴー・マルシャン、ミリアム・ウルド=ブラームとマチアス・エイマン、レオノール・ボーラックとジェルマン・ルーヴェ、リュドミラ・パリエロとジョシュア・オファルトのエトワール組。

最終日のみ、オニール 八菜とヴァンサン・シャイエでしたので、オニール、エトワール昇格のサプライズの贈り物があるんだろうなあ、と思っていたのですが、今回は残念ながら。同期生が次々とエトワールになり、人気のほうが先行してしまっているオニールですから、まだ、経験と実力が伴っていないように思います。

 プルミエのアマンディーヌ・アルビッソンとユゴー・マルシャンの若手エトワールカップルは、期待以上。日本ツアーのジェームス役でエトワールを射止めたユゴー・マルシャンで良い勢いがありましたね。アマンディーヌはもう少し繊細さが欲しかった。

f:id:kotorio:20170813200412p:plain © Loboff Svetlana/OnP

ミリアム・ウルド=ブラームはそのあたり、本人の個性もあってか「ふわり」感を上手に表現していました。ポエミックな役が合っているのかも。

マチアス・エイマンは、正直、それほど期待していなかったんですよ。ところが、ミリアムの魔法に見せられたかのように、テクニックだけでなく、ナチュラルにジェームズ役を演じていました。「若手」から一歩、成長したかな、という感じです。

幻想世界を描く、古典中の古典バレエですが、さすがのパリオペ、現代の私たちにも、ちゃんと詩情を伝えてくれますね。