Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

ラ・シルフィード パリオペラ座バレエ団

ラ・シルフィード (仏: La Sylphide) 初演は1832年3月12日パリオペラ座。全二幕。7月1日からパリオペラ座で上演されますが、私は最もこの役を見てみたかったLéonore Baulacの日に行きます。配役表は、オペラ座公式サイトで発表されています。

f:id:kotorio:20170617210848p:plain リハーサル風景

La Sylphide - Ballet - Programmation Saison 16/17 - Opéra national de Paris

「ジゼル」「白鳥の湖」とともに三大バレエ・ブラン(Ballet Blanc;白のバレエ)のひとつに数えられるロマンティックバレエの代表作です。

初代シルフィードを演じたマリー・タリオーニはやわらかいチュールを重ねた膝下丈のロマンティックチュチュを身に付け、ポワント技術を駆使して踊り、妖精の叙情的で幻想的な世界を表現し自身の名を不朽のものとしました。

振付はマリー・タリオーニの父フィリッポ・タリオーニ。音楽はジャン・マドレーヌ・シュナイツホーファ(タリオーニ版)。
タリオーニ版を観たオーギュスト・ブルノンヴィルが自国デンマーク王立劇場での上演を希望するが叶えられず、ヘルマン・フォン・ロヴィンショルドの音楽に新たに振付けて1836年11月26日にデンマーク王立バレエ団により上演しました。これが、「ブルノンヴィル版」として現在まで受け継がれています。

1972年、パリオペラ座でピエール・ラコットがタリオーニ版を復元(ラコット版)。

《あらすじ》
第1幕
スコットランドの農村、婚約者エフィとの結婚式を控えたジェイムズの前にシルフィードが現れて魅惑的に踊り彼を魅了する。親戚や友人たちが祝福に訪れるが、エフィを愛するグエンは彼女を諦められない。占い師マッジはエフィに「幸福な結婚をするが相手はジェイムズではなくグエンである」と告げ、怒ったジェイムズによって追い出される。
ひとびとが式の準備に出てジェイムズがひとりになると再びシルフィードが現れ、結婚を知ると嘆き悲しみながら愛を告白する。やがて結婚式が行われるが、シルフィードが指輪を奪い去り、ジェイムズは彼女を追って森へ行く。

第2幕
ジェイムズはシルフィードを追うが、触れようとするとすり抜けていくシルフィードに想いが募り、マッジにそれを肩にかけると飛べなくなるというショールをもらい受ける。しかしそれは呪いのショールであり、そうと知らずジェイムズがシルフィードの肩にかけると、背中の羽が落ちもがき苦しみ、シルフィードは愛に後悔はないと告げて死ぬ。そこへエフィとグエンの結婚式の鐘が鳴り、すべてを失ったジェイムズは嘆き息絶える。 

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現監督、オーレリ・デュポン主演、相手役はマチュー・ガニオという史上最高の「シルフィード」の2014年映像です。(全4回、連続でYouTubeでみることができます)

これぞフランス・バレエの伝統といえる美と技にあふれた舞台は、まさにパリ・オペラ座のお家芸といえるでしょう。この世ならぬものへの憧れをかきたてる、真正ロマンティック・バレエの真髄です。