Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

パリ・オペラ座 新エトワール誕生!ユーゴ・マルシャン東京公演にて任命

パリ・オペラ座バレエの日本ツアーが始まっている中、素晴らしいニュースが飛び込んできました!

3月3日『ラ・シルフィード』。予定されていたマチュー・ガニオが怪我で降板。急遽主役のジェームズ役をHugo Marchand(ユーゴ・マルシャン)が務めました。

前日のマチアス・エイマンの好演ぶりが新聞評などにあったので、これは相当なプレッシャーだろうと。ユーゴ・マルシャンは長身で存在感のある(でもとってもスリムです)ダンサーで、まだ23歳です。

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ジャンプも得意で舞台に華を添えますし、丁寧な足さばき、細やかさに日ごろ定評があります。ラ・シルフィードのようなノーブルかつ古典の主役を彼ならどう演じるか。

この日、相手役は、まさに妖精といった雰囲気の、可愛らしいアマンディーヌ・アルビッソン。初の共演だったそうですが、公式フォトで見る限り、とっても若々しくて、お似合いのカップルですよね。

ユーゴ・マルシャン、将来はエトワール確実の路線を歩んでいる期待の新人です。ぜひ日本の皆さん、要チェックをーーーと思った矢先。

オペラ座の公式サイトを覗いてびっくり。なんと、マルシャンのエトワール昇格が発表されています。任命の瞬間の公式動画はこちら。

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3月3日の代役公演を無事終了後、カーテンコールで芸術監督のオーレリー・デュポンが登場。逐次通訳付きで、ユーゴ・マルシャンのエトワールへの任命を発表しました。

デュポン、アルビッソン、また私服で袖に控えていたレオノールさんはじめ他のエトワールたちも出てきて、抱きしめ合うマルシャン。動揺もせず、感極まった様子もなく、笑顔で、鳴り止まない客席の「ブラボー」に応える姿はとても堂々と見えますね。(場内総立ちのよう、動画も途中で人の頭で肝心の舞台中央が隠れてしまっていますね)

本拠地パリ・オペラ座ガルニエ宮でなく、海外公演中でのエトワール任命は、マニュエル・ルグリがNY、バンジャマン・ペッシュが上海で、という前例があります。日本では、おそらく初となる出来事だったのではないでしょうか。

デュポン監督就任以降、年末のジェルマン・ルーヴェ、大晦日のレオノール・ボラック、そして3月3日、東京でのユーゴ・マルシャンと、若手がこれで3人、エトワールに昇格したことになります。

デュポンとともに新しいオペラ座の歴史をつくる彼ら新世代の活躍に、ますます目が離せないパリ・オペラ座です。