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Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

野生のピアニストーーアンニュイなフランス人、エレーヌ・グリモー

Quotidien

フランス人ピアニスト、エレーヌ・グリモーHélène Grimaudさん。現在は米国在住。フランスでコンサートでお目にかかれる機会は滅多になく、日本公演の方が多いぐらい。

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人気は容貌ゆえと思いきや、彼女の独特の生い立ち、普通のお嬢さんとはべらぼうに違う価値観に人は惹かれるようだ。仏語で自伝があり、日本でも翻訳が出版されている。2004年、邦題は『野生のしらべ』。

69年、ユダヤ系言語学者の家庭に生まれる。

「15歳でCDデビューを果たし、天才少女と言われたピアニスト、エレーヌ・グレモー。苦悩と迷い、憧れと確信にみちた半生をみずみずしく綴ったエッセイ。学校に溶け込めない、友達ができない、勉強も習い事も上手くいかない。気持ちを表現できない。ここではないどこかべつの場所・・・度重なる自傷行為やひきこもりと闘う彼女を救い、癒したのは、本と自然とピアノ、そしてオオカミだった。今、エレーヌは、世界中の子どもたちのすこやかな精神のために、惜しみなく手をさしのべる」

15歳でCDを出したあとはフランス音楽にさして興味もないことから米国に移り住み、大学で動物生態学を専攻。なんとニューヨークにオオカミ保護センター(Wolf Conservation Center)を設立してしまった。

シンプルな黒服に、黒のリボンで束ねただけの髪。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、男性的という言葉では表しきれないほどの力強さ。まさに野生的なパッション。

f:id:kotorio:20170212193441p:plain「私は子ども時代に何のノスタルジーをも感じないーーJe n'ai aucune nostalgie de l'enfance」。

Hélène Grimaud — Official Website