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Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

レオノール・ボーラックのエトワール昇進

f:id:kotorio:20170204232441p:plain 年末「白鳥の湖」で12月28日にジェルマン・ルーヴェ、大晦日の最終公演でレオノール・ボーラックがエトワールに任命されました。ルーヴェはオーレリー・デュポン監督就任後、初の新任エトワール昇格者。下はレオノールさんの任命時の動画2分で、オペラ座サイトで公式公開されているものです。相手役のマチアス・エイマン、途中で涙を拭う仕草が。

昇格を伝えた翌日のル・モンド紙によると、今回の18公演の白鳥には沢山の降板劇があって、まずジョシュア・オファルトが怪我で降板しローラ・エケとのカップルが解消、そのため控えのレオノールが最終公演を踊ることになったそう。さらに、ロットバルト役のステファン・ブリヨンとマチュー・ガニオも怪我で降板、最後の二回を控えのジェレミー=ルー・ケール、残りをカール・パケットがという突然の舞台事情。

エイマンの王子役は、物憂げなまなざし、のびやかな身ごなしでメランコリーの漂うジ−クフリート像を。

22日の代役は一回限りのオニール八菜で、紙面の評論コメントでは「腕や羽の表現に改善の余地がある(硬い)のが課題。ただエトワールにふさわしいオーラがある」と。個人的には、彼女に関しては今の所エトワールとして時期尚早と思います。オデット役を見る限り、技術だけでなくもう少し役柄を掘り下げる必要もある。焦って昇進させないで、大局的に育てることを考えてほしい。

一方、31日大晦日の最終公演での代役レオノール。ベテランのミリアム・ウルド=ブラーム、また25日ノエルのリュドミラがあまりに完璧だっただけに、そのプレッシャーたるや凄まじいものだったにちがいない。けれども彼女の持つ元々の愛らしい容姿、1990年生まれの26歳というはつらつとした若さ、すでにエトワールの品格を備えているといってよく、だからこの日のエトワール任命は、観客も、本人も、驚きと感動に包まれた瞬間になったはず。

4年前の2013年次の昇格試験でコリフェに上がった時は1位オニール八菜、2位レオノール・ボーラックという結果だったので、最終的にエトワール昇格では逆転劇となってしまいました。が、オペラ座ダンサーの道は人それぞれ。

レオノールでのみてみたいのはジュリエット役。以前インタビューでアリーナ・コジョカルが好き(崇拝している)と言っていたので、そういえば持っている雰囲気が似ているなあ、と。椿姫も実は得意らしいです。オレリー・デュポンとの関係がすごくいいんですよね。

小ネタですが、医者の家に生まれ、お姉さんは神経学の研究家で日本滞在歴があるそう。レオノールもガラで来日しています。3月の日本公演楽しみですね。

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