Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

たすきをつなぐーーrelient le bâton

f:id:kotorio:20170103163659p:plain Qui relient le bâton

駅伝はもう終わった頃だろうか。見ていたらきっとどのシーンでも私はボロ泣きしてしまったことだろう。見ず知らずの若者が画面の向こうで走っているだけなのに、ただ全力で走っているだけなのに。

今朝夢の中で誰かを必死に応援していた。懐かしい先生、クラスメイトたち。目が覚めて、ベッドの中で、全国駅伝に出た中学の後輩の女の子を思い出した。バトンを渡した瞬間に倒れこみ仲間に抱きかかえられていく姿ーーー今も目に焼き付いている。

若さの中ゆえのきらめきだったのかもしれない。その後の人生の方がよっぽど長いのだから。あらゆる若者のスポーツは夢の終わりがあり、しかしその中にいる時はそんなことなど露ともしらず、誰もが今を走っていた。過去に自分を食いつぶされてしまうものもいる。それをバネに、羽ばたいていく奴もいる。

たすきをつなぐーー目的地まで、一生分の力をすべて120%出し切って、着いたら死んでもいいと思える程に走る経験は、これから私の人生においてありうるのか?

誰に、何をつなぐかーー。

中学の卒業文集、私は作家になると書いた。「みんなのこと、書くよ」と書いた。

あの夢の続きはどこへ。