Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

朝から夜まで全ての時間を生きてる意味感じ 愛し合いたい

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前にも記述しましたが、バレエの『ロミオとジュリエット』って大っ嫌い。とにかく出会ってすぐに恋に落ちて、両家が敵同士で、14歳のくせしていっちょまえに結婚した挙句、マキューシオ君なんて刺されてから3分以上踊り続けるって何よ・・・。

プロコイエフの音楽に免じて見てはいるものの、40過ぎた大人が無垢な乙女心を踊るのに無理があるっつーの・・・と、ずっと毛嫌いしてきた演目。(それでも、英国ロイヤルの振り付けは絶品だと思ったわ)

 

ところがフランスでミュージカル化されて、それが小池修一郎氏の手によりヅカ版、帝劇版となって日本上陸して早数年。帝劇のほうは「うえっ」って感じだけれど、ヅカ版の、それも初演の星組じゃなく、月組の役替わり公演(ロミオとティボルト・・・トップお披露目の龍真咲さんと、準トップの扱いだった明日海りおさん)のこの舞台、目からウロコでした。

私は龍さんびいきだから、役替わりに関しては非常に思うところがあったけれど、この公演については例外。ロミオを少年のような初々しさのある明日海さんが、そして憎しみと自分を殺しながら生きている難しい役どころのティボルトを龍さんが演じたBバージョンは秀逸。

「エメ」(愛する)は以前にも書いたのですが、他の楽曲も良くて、1幕の「ベローナ」もいきなりド迫力だし。中でも一番楽しそうで、ロミオが仲間たちときらきら輝いている「世界の王」、ウキウキして一緒に踊りたくなる。

 

「世界を治める 王様たちは雲の上 この地上のヒーローは ここにいる 俺たちだ
 奴らは気づかない自分たちが終わりだと 年寄りが寝てる間に 俺たちは踊りだす

♪朝から夜まで全ての時間を生きてる意味感じ 愛し合いたい
 大人の力に負けたりしない 俺たちの王は俺たちなんだ

世界の王様は 俺たちを恐れてる 新しいルールは 俺たちが作るんだ
王達は争う 一つの玉座巡って
俺たちは絶対 手を貸さない 支配者のゲームになんか」

 

ダンス、踊りたいなあ・・・・

最後に踊ったのは3月か。明日でバイトも最後。そして引越し、来週からはまた新しい仕事が始まる。本当にこれでよかったのか、間違った選択をしていないか。

仲間もいない、愛するものもいない。夜中の過食は止まらない。今もまた午前3時。

何をしている時が一番楽しいかと聞かれたら、踊っている時、と答えるかもしれない。

そしてそれを放棄した一生なんて、私にとっては死んでいるに等しいのかも。

誰かの役に立ちたい、貢献したいなんてきれいごと。本当は自分が心からやりたいと、そのためになら死んでもいいと思えることを一生やり続ける、それ以上の幸せがあるだろうか?どうしてそれを求めない?どうしてそこにまっすぐに走っていかない?

朝から夜まで、生きている意味を感じている??

生まれてこのかた、感じたことある?

 

愛のないさみしさを、過食で埋めても埋まらない、食に振り回される一生。