Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

7月14日のバスティーユ

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パリで迎える4回目の「7月14日」なのに、これまで午前の行進も、夜のエッフェル塔の花火も行ったことがなかった。人ごみで疲労するだけだろうと。ネットの中継をみていた。

けど今年はどうしても行きたくて。「ベルばら」仏語版(しかも英語字幕付きってどういうこと?)を見てしまったおかげで、7月14日ってオスカルの命日なんだよなぁ、と(笑)

アニメ版ではオスカルはバスティーユ陥落を見ぬまま「アデュー」と小さくつぶやいて亡くなるのに対し、原作や宝塚版ではそれを見届け「フランス、万歳」と力尽きる。

いずれにせよ15時前後の時刻設定のはずですが。

 

さて革命記念日、パリオペラ座のバスティーユ宮での昼公演が無料となるのを今年初めて知りました。ただ座席予約は必須で、10日前に窓口に行ったら、生涯で3本の指に入るほどの特等席が空いていた(笑)いったいなんなんだ?

当日、14時半に行ってみてびっくり。事前予約が必須ということを知らずか、バスティーユを囲むように行列ができている。ええっ、ど、どこがチケットを持っている人でどこが取り巻きの人なの??わっ、わたし持ってるんだってばーー通してよー。

大混雑の中、15分遅れて開演。指揮者が指揮台に上がると、突然オケが「ラ・マルセイエーズ」を。すると観客は全員起立し、私もつられて立った。生オケで聴くフランス国歌、神妙な会場の空気ーーーその暗闇の中のエトランジェの、たった一人の私。突如、こみ上げるものがあった。訳のわからない感動の中にいた。1789のキャトーズ・ジュイエから、自分たちの手でこの国を築いてきた人々、その歴史、自由・平等・連帯の国ーーー

音楽がやむまで、この瞬間を焼き付けておこうと思った。なぜか涙が溢れた。