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Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

最悪のニューヨークシティバレエ公演

Danse Quotidien

f:id:kotorio:20160629065909p:plain NYCBパリ公演初日

チケットの払い戻しがきかなくてしぶしぶ出かけた。パリオペラ座での『海賊』の感動がまだ胸に残っていて、シャトレ座建物に入っても、パリオペ内装の歴史・豪華さと比べてしまう。現代ミュージカルや演劇が多い劇場ゆえに、観客の質も服装も一段格下。

プルミエ(初日)ということでシラク元大統領がお目見えに。2階席中央から離れた右よりにフツーにいる素敵なあの紳士が!

シャトレ座のディレクトレス、NYCBディレクター(ペーター・マルティンス監督)が開演前に壇上でご挨拶。仏語と英語の漫才掛け合いみたい。シャトレ座側が勝手な訳を観客に伝えて、場内の笑いを誘うお茶目な場面も。マルティンス監督によれば、同バレエ団の公演は8年ぶり。新世代のダンサーが育ち、団の持ち味が変わったということだった。

NYCBは舞踊評論家リンカン・カーステインが欧州からジョージ・バランシンを招き、アメリカン・バレエ学校を創設したのが始まり。2008年以降、ボリショイ・バレエ団の芸術監督を退いてABTに移籍したA・ラトマンスキーが新作を手がけるも、基本は「バランシン」バレエを踏襲している。

個人的には「物語バレエ(全幕もの)」中でもパリオペと英国ロイヤルが好み。

バランシンの振付は、バレエが明確なストーリーのない抽象的なものであることに最大の特徴がある。ダンサーの動きそのものによって音楽の流れを表現する(ダンサーが音符であり記号である)

だから学芸会か発表会みたいで、我慢して「見させられてる感」120パーセント。2年前、サンフランシスコバレエをここで見たときも、あまりの退屈さに途中で飛び出して帰った。良かったのはオケだけ。

米国のバレエ団、絶対に二度とチケット買わない!バランシン作品が好みじゃないと、はっきりした。本拠地パリオペラ座の素晴らしさが倍増した。この街に居られる喜びを感じられる。NYCBの学芸会レベルの芋ダンサーたちのおかげ。

舞踊評論の仕事でなくて「良かった」。だって仕事だったらこんな毒吐けないもの!二度と無駄金使わなくて済む。「良かった」!