Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

アニばらテーマソング仏英対訳

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オープニングテーマ

(英)Flowers without names, blooming in the field...
...can just sway in the wind.
But I was born with a destiny of roses
Born to live in glory and passion.
Roses,roses They bloom in dignity.
Roses,roses They scatter in beauty....
 
(仏)Des fleurs inconnues dans les champs,
frémissant sous le vent ou elles flottent doucement.
je suis née pour être une rose,
vivre dans le faste et dans la lumière.
Rose, ô rose, tu fleuris avec noblesse....
rose, ô rose, tu fanes avec éclat...
(英訳解説)名前もなく野原に咲いている花、
ただ風を受けて揺れていることができる
しかし、わたしはバラの運命とともに生まれた(but,withを直訳まま使用)
栄光と情熱に生きるために生まれた
バラ、バラ、彼ら/それら(複数形)は気高く(=in dignity、威厳・気品を持って)咲く
バラ、バラ、彼ら/それら は美に散る
 
(仏訳解説)野原に咲く知られざる花
風を受けてそよいでいる そしてそれら(花は女性の複数形)は優しく揺れる
(frémir=細かく揺れる)(flotter=はためく、翻る、揺れ動く)
わたしは生まれた バラとしてあるために
豪華に生きろ、輝き生きろと
バラよ、おおバラよ、お前は(2人称単数形)気高く(=noble、高貴な、気品のある)咲く
バラよ、おおバラよ、お前は華々しく散る(eclat=派手な、最も美しく、輝くばかりに、鮮やかに)
 
※印象として、英訳が割と日本語の単語そのものに忠実なのに対し、仏語は時制も、性数一致も活用も複雑で、また日本語をダイレクトに移し替えて意味の通じる表現自体がないため、限りなく近づけることが必要になってくるのだと思います。
英仏の違いで最も面白かったのは最後の「バラ」を英語版は「彼ら/それら」と複数形で受けているのに対し、仏語版はあくまで「お前は」と2人称単数で受けています。すると英訳ではベルサイユに咲いた多くのバラたち・・・オスカル、アントワネット含め宮廷に咲き誇った女たち全てを含めるのに対して、あくまで仏訳では「お前」=オスカルただ一人を指す、と捉えることができるかもしれません。
また仏語版では「ô」(=おお、ああ、など驚き、感嘆、強調を表す)を使用し「おお、バラよ、バラよ」という感じ。いかにもフランス語らしいですね。
 
エンディングテーマ
(英)If loving is to suffer... I will take any suffering...
...until it reaches your heart someday.
You are the light I am the shadow.
Our bond that can never be apart.
As I suffer and suffer more...
...my love, my love grows deeper.
 
(仏)Si l'amour est souffrance, je suis prêt à l'endurer
jusqu'à ce que ton coeur en soir un jour touchè.
Tu es la lumière, je suis l'ombre...
Nul ne peut briser le lien qui nous unit.
Je souffre, et plus je souffre,
plus mon amour grandit.
 
(英訳解説)もし愛することが苦しむことならば、僕はどんな苦しみでも引き受けよう。
それが君の心にいつの日か届くまで
君は光、僕は影、
僕たちの絆は決して離れることはできない
僕が苦しめば苦しむほど、
僕の愛は、僕の愛は、深くなっていく。
 
(仏語解説)もし愛が苦しみなら、僕はそれに耐え忍ぶ覚悟はできている
いつの日かそれが君の心に届くまで
君は光、僕は影、
僕たちの絆を断ち切ることのできるものなど何もない
僕が苦しめば苦しむほど、
僕の愛は大きくなる。
 
※特筆すべき点はありませんが、あえていうなら、やはり英訳のほうが日本語の単語や表現の直訳に近いのかな、と。(英)どんな苦しみでも引き受けるつもりだ(仏)それに耐え忍ぶ覚悟はある、というような箇所。
また最後、英訳では「愛が深くなる」(grows deeper)仏訳では「愛が大きくなる(grandir=成長する、増幅する)」という違いも。
 
※それぞれ日本語ではサウンドトラックで2番の歌詞も入っていますよね。(志垣アンドレの雄叫びも!)
2番はいつの日か、勝手に英仏訳し、フルバージョン完成させたいとささやかな夢を抱いています。