Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

アニばら第15話カジノの伯爵夫人 La comtesse du casino

f:id:kotorio:20170809024924j:plain

英語版タイトルは「The countess of casino」

今話は「ニセ懐妊騒動」です。この回ほどつまらなく、許せないものはありません。
ポリニャックにそそのかされたアントワネットのニセ懐妊エピソードはアニメオリジナルでございます。
ただ、作画がこの辺りから少しきめ細かくなったような気がします。
 
op直後のオスカル、ジェロ様のツーショットが15話の最大のチェックポイントで、
それ以外はしょーもない話が続きます。ですからこのシーンだけしっかり目に焼き付けておけばよろしい。
ジェロ様、謹慎明けのオスカル様を副官として独り占めできる美味しいシュチュエーションです。
アンドレもそばにいないしね。ジェロ至福のひと時であったことでしょう。10日間隊長不在の近衛を率いていたのですから、
彼が一番、帰りを首を長くして待っていたにちがいない。
そこへポリニャックの馬車が通りかかります。荒っぽい馬使い。ありゃあ、人のひとりも轢き殺しますよ。
「日の出の勢いの方は、馬車まで止まることを知らない。あんなに急いで女が夢中になるものといえば男か金。
 パリのカジノへでも行くのでしょう」と、ジェロ節炸裂です。このキザなセリフが似合うのは、古今東西あなただけでしょう。
そう、ポリニャックはオスカル様がアラスに行っていたたった10日ほどの間に宮廷にのしあがってきたわけですから、
オスカル様はご存知ないのです。
「王妃様も考えてみればお気の毒ーー」「…お可哀そうに…」上官と部下のたわいもないやりとりに、萌えてしまう不届きな視聴者です。
 
ニセ懐妊発表後、11分。オスカル様がせっかく持ってきた「母が縫いました産着でございます」も受け取らないアントワネット!
ちょっとーーーーー。許せないっ。オスカル様を、そのご好意をなんだと思っているのよ。
あんたに少しでも良心があるのであれば、ポリニャックにそそのかされたことを、なぜオスカルに打ち明け、赦しを請わないのか
私にはこのアホ女の考えることがどうにも理解できません。
 
ジャルジェ家サロンではオスカルとアンドレがいつものように語り合っていますが、まだこのころのオスカル様、
アンドレに率直な意見を言われ、気に障るからといって彼の椅子を蹴飛ばすという、非常にわかりやすいリレーションシップが見て取れます。お屋敷での気楽さも手伝って、まだまだ兄と弟、的な感覚の延長上にいるような気もしますが。
アンドレの言葉を無視して、ポリニャック夫人のところにもの言いに行くオスカル様。しかし王妃の心をがっつりとらえている今の段階では、相手が優位であることは明らかです。さらに、王妃の前では演技巧みなポリニャック・・・。
50万リーブルの借金は放映当時の(原作当時か)約60億とのことですが、それみんな国民の税金なわけですよね。
 
19分、剣を交わすオスカルとアンドレ。アンドレ、すっごくストレートにオスカルを説得しています。もともと、二人はこんな関係だったわけです。
「お前の気持ちは知っている、地団駄を踏みたいのもわかっている。だが下手に動いたら王妃様に傷がつく!ここはしばらく見ているしかない」オスカルの気持ちを誰より理解しつつも、大局を見極めて、オスカルのとるべき道を冷静に導いてやる。やはりまだこの段階では、精神的なリードはアンドレが担っています。
 
そんなアンドレの忠告も再び無視して、アントワネットに直訴に行くオスカル。
アニメ版でのポリニャック優勢ぶりは全くもって、見ていて腹が立ちます。原作とは形成逆転。
オスカル様のやることなすこと裏目に出させようと巧みなポリニャック、アニメ版ではオスカル様に濡れ衣を着せ、
ここまで辛い役割を担わせる必要があったのでしょうか・・・・。いつかのアンドレの言葉じゃないけど「あんまりだ・・・」
もうオスカル様のお立場がかわいそうすぎて、さらに私の大好きなテーマ曲「優しさの贈り物」をオスカル様の活躍・迫力シーン以外で使ってラストにするなんて、もう、もう、ゆるせなーーーーーーい!!
画面の前で悔しさ余ってそれこそこっちが地団駄踏みたいわっ。
 
「許せない」連呼しまくりの回でした。