Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

アニばら第3話 ベルサイユに火花散る Une étincelle de rébellion à Versailles

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英語版タイトルは「A spark versailles」です。非常にわかり易いですね。

仏語版のétincelleは「火花」で女性名詞、rébellionは通常「反逆、犯行、反乱」という意味の単語です。
 
1770年5月16日、6000人の立席のもとに行われた婚礼の日です。
結婚証書へのサインにアントワネットが見事、不吉なシミを垂らしてしまうところでop(オープニングの略とします)
 
馬をならすときの「どう、どう」という声は、英語字幕では「Still,good」となっていましたが、仏語ではどういう表現になっているのでしょう。今度DVDを買ったら確認してみます。
ばあやは「oscar sama」でしたが、今回から「mademoiselle」(おじょうさま)に変わっていますね。
ライン河以降、宮廷でのオスカル人気が急上昇中、気をつけろよ、と忠告するアンドレに「無駄口が多くなったな」とcoolに馬を走らせるオスカルさま。Now, you're talking nonsense,Andre と英語字幕が出ていましたが、フランス語で「無駄口」は「dire des bêties」という言い方があります。
人におべっか使われたときなどは、「またまたぁー」などとくだらない反応を示す前に、
是非このオスカル様語録を使うなりして、慎重に振舞いたいものです。
 
実際、宮廷でのご婦人方は、もう宝塚の女役さんばりのオーバーな賞賛ぶりを見せてくれます。
ヅカ版ではそのオスカルさまのcoolな美しさに「悶絶」して倒れそうになる貴婦人もいらっしゃいましたね。
今でいう「ツンデレ」ってやつでしょうか・・・「この冷たさもまたたまらないわぁ」などと言われてしまう取り巻きたちを横目に、
「失礼」の一言で毅然と通り過ぎるオスカル様。はい、こうした所作も、見習いたいものです。
 
ついでアントワネットのおバカぶりが視聴者にこれでもかというぐらい披露されますが、まあアニメというお子様も見ている媒体でございます。ここまでわかりやすくする必要があってのことなのでしょう。
 
さあ、前半の悪女その1、デュバリー婦人初登場です。
正直、ここから3話は全体の40話というバランスから考えても長引かせすぎの感があります。
(もともとは50話ぐらいあって脚本もできていたという製作サイドの裏話も何かで読んだ気がしますが。。。)
もうすこしコンパクトにまとめてくれても良かったのですが、まあこのデュバリーのラスト、引き際にあたってのオスカル様の人柄が非常によく描けているので(アニメ独自です)目をつぶってこいつが去るその日まで、おおめにみてあげることにしましょう。
 
デュバリーの声はいちいち悪女っぽくってアニメには欠かせない脇役と言えます。お歳はいくつぐらいなんでしょ。
グリーンの豪華なドレスでアントワネットに対抗するのはいいんですけれど、イヤリングぐらい変えましょうね。前と同じですよ。
 
アントワネットのサロンにご招待を受けるオスカル、しかし
「女とはいえ軍人です。私のすべきことはおしゃべりではなくフランス王家をお守りすることだけでございます」の一言。
訳=あいつらと一緒にするんじゃねーよ、ということでしょうか。これがノータリンお気楽アントワネットには全く理解できていない。
アンドレにしてもまあ余計なツッコミを入れたことで「きさまも宮廷の堕落した貴族たちと同じ考えか?」と貴様よばわりされています。
血の気のおおい若きオスカル様。。。。今だけですぞ・・・
 
さて宮廷内は立派な女子校状態。デュバリーは彫刻でもなんでも壊しまくっているけれど、もっとものを大切にしましょう。
今なら始末書の1枚や2枚書かされた上、給料天引きですよ。
 
宮廷に出入りする人々の語りで、うまくこの対立の構図とどろどろが視聴者に説明されます。
バルコニーに佇むオスカル様。肩ひじ付いて
「この面白い女の一騎打ちを見物させていただくさ」の名台詞でございます。
いやー、このポーズ、決まってますね。オスカル様14歳の代表的キメポーズとしてまずは壁紙候補として欠かせないシーンです。
凛々しい瞳に、IQの高ささえ漂わせております。彼女は理系でもそうとう冴えていたのではないでしょうか。
そもそも武人とは戦略家でもあり、左脳が発達していなければ先を読み、計算することができません。
この辺がそんじょそこらの女子とはまったく違う発達の仕方をしてしまったオスカルさま仕様なのですね。
 
宮廷ではデュバリーと悪名高きオルレアン公がなにやら作戦会議。しかしあんたのやることでうまくいった試しがありません。
オルレアン公も、あのオスカルさまを敵に回す覚悟があるのなら、戦略ももう一段上を目指していただきたいものです。
つめが甘いのですよ、オルレアン公。
 
「嫌だ!母上を宮廷の争いに巻き込むのは、俺は嫌だ!」
素直に「嫌だ」を連発できるのも14歳の今のうちです、オスカルさま・・・(可哀想に)
 
仕事上はもちろん「私」といっておられるのでしょうが、ご自宅で、しかも幼馴染のアンドレの前とあらば、まだ「俺」を2度も使ってしまうオスカルさま。アンドレとはこの時点ではほんとうに兄弟同然なのでしょうね。
「国王陛下のご命令なのだーーー」ってジャルジェパパ、あなた何かにつけてそればっかり・・・ちゃりらりらりらーん、と不吉な音楽をバックに、・・・続く。