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Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

マッツ・エックのファイナルツアー

Danse

www.lefigaro.fr

フィガロ紙によると、振付家のマッツ・エックが70歳を機に引退することを発表したようです。現在、パリのシャンゼリゼ劇場で、最後の公演が行われています。

 

マッツ・エックといえば、シルヴィ・ギエムの引退公演「Life in Progress」での代表作「Bye」などが有名ですね。

スウェーデン生まれ。一言で言うと彼の振り付けの特徴は「古典の新解釈」にありました。

眠りの森の美女では、オーロラは薬物中毒で男を渡り歩くという奇抜な役柄に。パリ・オペラ座のための作品「アパルトマン」ではオーブンのなかから黒焦げになった赤ん坊を取り出すなどの衝撃的なマイムがあり、苦手な人は苦手、というのがマック流。しかしながら、ヨーロッパでは「風刺が効いている」「物語の本質を射ている」高評価で、それには確かな基礎テクニックに基づいた「新しいダンスの創造」だったから、という理由があります。

 

今後、マッツ・エックの作品は舞台上で見ることができなくなります。というのも、彼は「完璧主義者なので」自分が振り付けの指導に関わっていない上演を認めることができない。従ってこれを機に、完全に作品は封印されることになります。

 

舞台は生もの、ほんとうに瞬間芸術なのだと思います。マッツ・エックは語っています。「人生は、作品より長い」。