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Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

ABT初のアフリカ系アメリカ人プリンシパル・コープランドのドキュメンタリー映画

ミスティ・コープランドのドキュメンタリー映画と、ヨーヨ・マとの共演
ABT(アメリカン・バレエ・シアター)で、初のアフリカ系アメリカ人プリンシパルとなった、ミスティ・コープランドをご存知ですか?自伝を出して、最近大変話題となっている彼女。それをもとにしたドキュメンタリー映画「A Ballerina’s Tale」が10月にアメリカで封切られ、オンデマンドでもリリースされていたようです。少し前の話ですみません。

《予告編》


A Ballerina's Tale - Official Trailer I HD I Sundance Selects

公開に先駆けて、ミスティはいろいろなメディアに登場。CBSの人気番組「レイト・ナイト・ウィズ・スティーヴン・コルベア」では、チェリストのヨーヨー・マと共演して、マルセロ・ゴメスが振付けた作品を踊りました。

TIME誌

「人々は、私が黒人であるという事実のほか、胸が大きい、筋肉質であるということという事実に基づいて判断していると私は思っています。でも、クラシック・バレエの世界には変化が求められています。バレエは滅びると人々は考えているからです。変化がなければ、バレエは進化しないし存在し続けることができません」
映画は、ミスティの貧しい生い立ち、バレエを始めたのは13歳という遅いスタート、キャリア断念寸前の大きな怪我との戦い、を描く。

New York Timesの記事によれば、2年前のテレビのパーソナリティ主催のパーティで、怪我から回復する途中だった彼女は映画監督のネルソン・ジョージに出会ったとのこと。ネルソン・ジョージはヒップホップやアフリカ系アメリカン・カルチャーについての映画で知られている人です。「彼女は、バリシニコフ以来のバレエ界のポップスターになると確信した」

コープランド 「バレエ界における多様性の欠如、アフリカ系アメリカ人のバレリーナが少ないことについて、詳しく語った。これこそ最初から私が求めていたことです」

Q あなたは、自分が黒人のバレリーナであるという事実を強調しているということについて後悔したことはありませんか?

コープランド 「全くありません。それは必要なことだったのです。過去のダンサーたちもそのことについて話してきましたが、私が黒人であることは私の一部であり、私の人生とそこでの苦闘における経験の一部です。今までの道のりは簡単なものではなく、その理由の多くは、私がアフリカ系アメリカ人であり、私たちの多くはそのため様々な経験をしてきました。私が一定の知名度を得たり成功したことは、偶然のことではないし、黒人であることは今でも私の一部です。私が今プリンシパルになれたとして、それが消えてなくなるわけではありません」


プリンスとの共演、再生回数933万回を記録したアンダーアーマーのCMへの出演、TIME誌の表紙を飾ったこと、そしてABTのプリンシパルへの昇格と映画の公開。ミスティ・コープランドは間違いなく知名度では全米でナンバーワンのバレリーナ。今までバレエを観たことがなかった層や、若い人たちが劇場に詰めかけるようになって、彼女が出演する日のチケットは売り切れに。人種の壁を越えて努力したことは、確かに個人の功績です。

ただ、ミスティをダンサーとして評価すると、技術的に物足りない部分が多いという声もあります。まだプリンシパルに昇格したばかり。これからの物語も歴史に残り続けるようなダンサーであることを願います。