Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

パリ・オペラ座 オーレリ・デュポンの引退公演『マノン』

 パリオペラ座ダンサー、オーレリー・デュポンは、先月「マノン」で引退しました。42歳定年制のオペラ座ですが、オーレリは今後もメートル・ド・バレエとして残り、後進育成などに携わる模様です。

pari1104b05.jpgこの公演は、フランス3/Culture Boxで11月までアーカイブでみることが出来ます。

http://culturebox.francetvinfo.fr/live/danse/danse-classique/les-adieux-daurelie-dupont-a-lopera-garnier-218695

 個人的には『椿姫』でアデューして欲しかったけれど、アニエスが先にやってしまって重なるから、ということだったらしい・・・パートナーとしてオーレリーが切望していたエルベ・モローが怪我で降板し、ロベルト・ボッレに変更。彼女のアデューを、オペラ座内でなく外部からのパートナーにしたことは、残念がる声もかなりあったようですが、全5回の公演を経て最終日はとても息のあったプロフェッショナルぶりでした。最終公演のキャストは

Manon Aurélie Dupont
Des Grieux Roberto Bolle
Lescaut, frère de Manon Stéphane Bullion
La Maîtresse de Lescaut Alice Renavand
Monsieur de G. M. Benjamin Pech
Madame Viviane Descoutures
Le Geôlier Karl Paquette

 エトワール5人!一挙登場。看守にカール・パケットなど考えられない豪華メンバーで固めました。

 オーレリーは私が90年代からずっと見続けてきたダンサー。ルグリとのパートナーシップも確かに名を残すものでした。アニエスとともにパリ一時代を築いたダンサーに違いないけれど、私の長い鑑賞歴の中では飽きていたのも事実。特に彼女が2度の出産を経たのち、コンテなどに出演していくのはやはり体力の衰えなのかと思ったり、太目の体型も私の好みではなくてずっと見続けたいほどのダンサーではなかったけれど、結局彼女以上の人がいないから応援続けていた、というか。

 非常に複雑な思いを抱くエトワールですが、4月の記者会見を見ていて、ゆったりとした構えの、円熟期にある42歳のフランス女性として「美しい」な、と素直に思えた。