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Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

ダンスが教えてくれたこと 

 ダンスが教えてくれたことがあるといいなーーと思う。パリでダンスを再開して一年。ちょうど一年のこの節目に、先生が辞めることになった。手術のため。あとラスト3回となった今日の振り付け。最後カウント間違えて確認用ビデオに残っちゃった・・・ごめんね先生!!

 あれから私は何を得たのかな。期待、絶望、諦め、怒り、色んな時間を過ごしたことを私は忘れない。

 一生懸命ポジティブに自分を持っていこうとして、ネガティブにしがみついて。せっかくこれから夏だっていう夜の長くなり、身体も精神も過活動になって動かずには居られないこの季節を前に、自分からではなくまさか先方が居なくなるとはおもわなんだ。これは何を意味しているんだろう。

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 高く飛びたい鷹は、七面鳥の中に居てはならない。どこで聞いたことばだったか。

ダンスにしても、仏語学校にしても。自分が鷹だと言っているのではない。高く飛びたいかどうかが問題なのだ。

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只今、フランスのクラシック音楽専門ラジオを聴いている。これが凄くいい。曲がいいんじゃなくて、曲と曲の間にちゃんとCMだとか解説だとかが普通のフランス人よりちょっと早いぐらいのノーマルスピードで入るので、仏語が耳に心地よいのだ。テレビもなく、ネットでも殆ど(ダンス以外の)仏語の動画に接触しない私は、これはスゴイいい訓練方法。仏語が色んな人の声で耳に入ってきて、うわ、集中して聞いてると疲れるわ、と思ったところでクラシック(笑)いい感じです。

 中華系の語学学校に行っているということはつまり、生徒は90%中国、韓国、日本人が占め、ゆえになまり、アクセント、アジア人の発音で平気で直そうとしない。日本人もカタカナ読みだし、授業中みんな母国語ばっかりでお喋りしまくってる。だいたい教師に対して自分の国の言葉や英語で話しかけるってなんなんだ?なので、平日はほとんどまともなフランス語を聞く機会がないので、ラジオはとってもいい。語学学校から何一つ学べない分、自分で努力するしかない。でもモチベがないんだけど。

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 NYのBDC(ブロード・ウエイ・ダンスセンター)のサイトを見ながら。ああ、今日ブライアン・フリードマンの特別講習があったんだ・・・すげえな。とか。彼はLA拠点だったかと思うけど、よくボストンの大会場でレッスンをしてるので、結局、アメリカに渡れば彼のレッスンを受けるチャンスはかなり確率高くなる。

 いまさらプロダンサーになるわけではないけれど、評論ならかけるし、それは私でしか出来ないことが、私でしか見えないものが、私でしか繋げないものがあると思っている。

 フランスで、アメリカ輸入のジャズダンスをやっていることにも矛盾を感じ続けて1年。4月でBDCのISVP(スチューデントビザプログラムですな)締め切りだったから、でもそのために80万は用意しなきゃいけなかったから、悲しくてたまらなかった。6月から4ヶ月間、行きたかったなあ・・・。せっかく受け入れ許可もらったのに。

 ハナシ飛ぶけど、やっぱりアメリカとは知力学力、比較になりませんよ。アメリカの大学院出るのに最初の一年で2000万円、(ハーバードのMBA)学費稼ぐために起業する秀才たちだよ?かたやフランスの大学院なんて、学部3年やったあとの2年だから、しかもエントリーすれば誰でも入れて学費2万。履歴書に「大学院卒」ってかいたところで、毅然とした差があるのに、どうして人はまともにその辺のことを理解しないのか。アメリカ礼賛してるわけじゃ決してないけど、投資額がイコール知力、その大学の生み出すものの差にもなっているわけで、例えばパリ大学院出たとこで日本の中卒(義務教育)とおんなじぐらいのレベルよ~~。ほんとだってば。

 だから生まれたときからエリートはエリートなのよ。グランゼコールと呼ばれるその辺のイモ大学院とは違う、官僚養成機関を出て省庁に入る、という専用レールがあって、平民じゃ無理なわけ。フランスって最高の階級社会。対してアメリカはチャンスの国だからねえ。何千万だろうが自分の持てる頭使って入学金が用意できて、そこで学ぶ自由は誰にでもあるわけよ。極論すれば、大統領になる道は誰にでも開かれてる、という国。

 ロンドンへの憧れがずっとフランスに来て以来ここ一年ぐらい抑えられなかった私だけれど、最近になってやっぱりアメリカへの希望がむくむく出てきてる。

 イギリス、欧州の田舎。いくら伝統の王室国家が好きだからといって、ロンドンで小さく縮こまっていては、結局フランスにいるのと変わらない、おなじことを繰り返す、同じ問題に憤り、同じ日系紙を読み、同じエージェントに登録して職探しを続けるだけの気がする。変わる時は大きく変わらなきゃ、もっと欧州を相対化してみなきゃ意味がない気がするんだ。

 NYに行けばあるもの。BDC。国連及び国際機関。珈琲。ジャーナリズムや出版の首都。評論活動。ベジやヴィーガンなどの食の意思的選択の自由。

 フランスの「リベルテ」(自由)とアメリカの「リバティ」(自由)を見極めに、やっぱり一度NYを見たほうがいいのではないか。

 こころが傾きつつある。

今日はダンスに関する別のテーマで書きたかったのだが、それはまた今度。

「エンカレッジ」(勇気付ける)ということについて。