Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

夜がきれいだったから 

 いつも乗るトラムにのらず、歩いて帰ってきた。レッスン終わるともう真っ暗。今日は分厚いパーカーを着てたから汗だく。ほてった身体も、終わるとすぐに出なければならないから、クールダウンの暇もないのが悩み。

今回の振り付けは腰に来る。先生も腰が辛そうだったけど。

 寮に帰ってほっと一息ついて、レッスン着洗い終わってようやくハーブティー。腰というか、背筋全体がすごい疲労感。腰のあたりに、夏に膝などのため購入した消炎鎮痛剤を塗る。明日の朝のレッスンは、ちゃんとクールダウン的に全身をほぐそう。

 今日の午後のレッスンは3時間、集中力を最後までとぎらすことなく、しっかりと前で踊れた。意図的にモチベーションを上げて行ったわけではないのだけれど。いつもと逆で、身体のほうがどんどん気持ちを引っ張って行ってくれた感じ。あ、踊れてる、って。何度も繰り返し繰り返し、呆れるほどビデオを見て、先生と私の動きの違いを確認して、もう先生の動きだけを目に焼き付けて行ったから、一週間、部屋でひとりでやってたことが少しの自信に繋がっているのかもしれない。

 浮かれるな。まだまだ、まだまだ、思い続けることが大事。

 メンバーも後半はかなりばてばてで、水ばっか飲んで、後ろで座り込んでた人多数。ひとり、二人、ライバルたちがどんどん脱落して行くのをみると、こっちは逆に元気が出て、何くそ、負けないぞ、勝負はこれからだ、自分自身との戦いなんだ、まだまだいけるぞって。

dancing dance Dancer flexible jump jazz leap Modern Dance ... いつまでここにいられるか、分からないから。一回一回を、奇跡みたいに大事にしよう。自暴自棄になるのだけはやめよう。どんな状況でも「感情」におぼれないようにしよう。どんな時も、教師や周りに対して、誠実であろう。

 顔を上げて、いつもの道をてくてく歩いた。カバンが何倍の重さにも感じられるけれど、それすら心地よかった。いつもの夜も、こんなにきれいだから。それは、ほんとうに、一回限りの「今」このとき、だから。