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Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

Quotidien

野生のピアニストーーアンニュイなフランス人、エレーヌ・グリモー

フランス人ピアニスト、エレーヌ・グリモーHélène Grimaudさん。現在は米国在住。フランスでコンサートでお目にかかれる機会は滅多になく、日本公演の方が多いぐらい。 人気は容貌ゆえと思いきや、彼女の独特の生い立ち、普通のお嬢さんとはべらぼうに違う価…

雪消月ーーLe parfum est fragile

日本の暦では春が立つ日だというのに、ぽつねんと前の季節に取り残され、動けないでいる。 昨日は学校で変な人から変な「気」をもらってしまい。せっかくの週末だというのに、間の抜けた土曜を過ごしてしまった。先週末、1日16時間から19時間勉強していて、…

Hurlant de l'opprimé

物事が動かない時はいくらあがこうが動かず、動く時にはこちらの望むと望まずとに関わらず、一気に波のように起こる、いいことも悪いことも。それが今日の一日。心のどこかで予想していた成り行きだったのだろう、ショックというより、まあ結局、初心に立ち…

天空のジュエリー Brillance du ciel comme bijoux

土日に無理をしすぎたからだろうか、月・火・水ともう三日間も身体がだるくふらふらしていている。貧血気味なのか、かろうじて学校に行っても頭が回っていない。家での勉強もまったく拒否。原因はわかっている。 低レベル集団の中にいるだけでも時間の浪費で…

les étapes de la vie 生きる道、その過程

今日だけは勉強したくないーーーー。 語学学校の授業中、本気で荷物まとめて帰ろうかと思った。理由はいろいろある。 キャリアチェンジの岐路にいる。どちらを選んでも後悔はするし挑戦でもある。 残りの折り返し人生、で何ができるか、何を残したいか、 自…

紺碧のヴァザーリ

D'azur, du ciel sans finーー フランスにいてイタリアを語ろうとするとき、いつも須賀敦子が居る。20代半ば、パリで学ぶことに違和感を覚えた彼女は30を前にイタリアに出直すものの、その後はむしろ苦難の道のりで、幸僅かだった彼女のことを、だから誰も悪…

Contre ceux désagréable

パリオペラ座のエトワール昇格に動きがあったようだし、本当はそちらの記事を書きたいのだけれど、どうにも腹ただしい日常の中、それをぶつける場所もなく「怒り」シリーズの連投になる。題して「アデュー(永遠のさようならを表すフランス語)有害人間」。 …

Contrôle de la colère 怒りのコントロール

détournementーーー 一旦消えたはずの「怒り」は単に洞窟に身を潜めていただけ。事あるごとに私自身をハイジャックして何処かへ連れ去ってしまう。 理不尽かつ会話が成り立たない時間泥棒6人を切ることにした。二度とその人たちに振り回されない。私に友は…

brunーー褐色の裏切り

無駄に過ごした週末の二日間を取り戻すべく、今週は自らの課題に取り組まなければ。今が正念場、ネットで時間浪費している場合ではない。ブログから身を置こうか、仕切り直そうか、幾度となく思う。そのたびデザイン変更を試みて、もしかしたら、私のそんな…

夜の闇、昼の星

Des ténèbres Nuit , De l'étoile du Jour 夜があまりに深いので、誰かが陽光をあきらめた。 いつかの広やかな、金色の麦畑をまぶたに浮かべ、 ぼくは見捨てた、幾つかの鳥の歌。世界の沈みを静かに見守った、 低い空と雲が混ざり合うあの線をなんと呼ぶかぼ…

たとえ蜃気楼だと知っていたとしても

Bien qu'il soit un mirageーーー あの海の向こうに揺れる街々が、たとえ蜃気楼だと知っていたとしても。突き進むことを止めない、それがなんだというのだ。永遠に辿りつけないとあざ笑う人々は、そこに向かって歩いたことすらない、温かな部屋の椅子に座っ…

シャーロック/SHERLOCK S4・E3「The Final Problem」

《今話の要約》 E2『The Lying Detective』は、登場した悪役カルヴァートン。連続殺人犯としてシャーロックを追い詰めるものの最後はシャーロックの仕掛けた罠にはまる。一方、ジョンがメアリーを失ったあとカウンセリングを受けていた精神科医が、シャーロ…

シンメトリー

美しい法則が常にシンメトリーとは限らない。 月の光も、流れる雲も、あるべき場所から逆算して「今」を存在しているわけではない。

Sherlock Season 4 Episode 2「The Lying Detective」

《今話の要約》 メアリーの死で、シャーロックとジョンの仲は遠ざかる。ジョンはセラピストに未だメアリーの幻想を抱いていることを打ち明ける。悪役カルヴァートン・スミス登場。娘のフェイスはシャーロックに一枚の紙を見せた。「one name(一人の名前)」…

傷つかなくなること

Mieux comprendre la vraie chose どういうわけか、まったく傷つかなくなってしまった。 無意識の防御、心や思考を凍らせたからか。少なくとも、自分を愛したからじゃない。 人を傷つけるのも人間、救うのもまた人間。 凡人に否定され、非難されても、なぜか…

カルメンのように

寒い中並んでオペラ座にチケットを買いにいった。カウフマン目当てのローエングリン、また来月の「魔笛」とも手が出ない額。 そこへきて、予想外、6月末のカルメンで15ユーロの席が!即ゲット。エリーナ・ガランチャさんの日。圧倒的存在感を誇るメゾソプラ…

ハーフandハーフ

moitiéーmoitié 良いことと悪いことは同時にやってくる。 良いことが来たら突っ込め。悪いことが来たら、顔を沈めていろ。 中学の頃ぐらいから、ずっと心の片隅にあった言葉。確か米国の人の。 ーー何かを選ぶことはもうひとつあったかもしれない可能性を捨…

適当な名称の見つからない悲しみ

Une certaine sorte de tristesse 別にサガンを真似るわけでもないが、この適当な名称の見つからない感情をなんと呼んだらいいのか知る人は。 人の卑しさの寸法をはかり、図に乗って、自分では何一つ生み出さないタイプの。 嵐を見たら「これは嵐だ」と判断…

トラピスト流の厳しさの中にだけ

Réponse de haute performance 巧みに構築された高濃度の落ち込み方であれば、長期的にはまだ有意義でもあるが。 その場しのぎの「趣味」とかいう享楽の中で、人は一体何を得るのか理解できない。人生に趣味の時間はないという私を笑うあなたはその資格があ…

サバイバーとしての物語

ーーPour l'histoire comme un survivant qui a surmonté l'adversité 今、夜中2時。眠れずにいる。ここ2、3日ほとんど勉強が手につかないでいる。おそらくこの週末は全く机に向かえないだろう。ブログにすら本当のことは書けない昨今。 生存のためだけに…

空だけはいつもそこに Le ciel Invariable

---Le ciel Invariable 涼風真世さん、年末に無事35周年記念CD発売コンサート終えられたそう。生でpuck(夜の部は麻乃佳世さんがゲスト!)だのエリザだの聴けたらその場で倒れそう。デビューが二十歳、単純計算で××歳?あのお肌のツヤ、麗しいお声、永遠の…

散った花びらの一枚は

fleurirーーDans votre emplacement placé あまりに手頃な感動が溢れすぎていて。 やさしい言葉、使い古された愛と献身、もっとゆっくり、もっと容易に、 四角い球のなかにいることに、彼らは気づかない。 置かれた場所で咲けと言われても、 置かれた場所で…

SHERLOCK・シャーロック S4E1「The Six Thatchers」

2017年1月1日、BBCにて放映されたお待ちかね「SHERLOCKシャーロック」。本編エピソードとしては3年ぶりの放映。シリーズ4エピソード1の「The Six Thatchers」は、英国ガーディアン紙などによると、視聴者810万人!? 元旦に英国内で放映のTVとしては最高の数…

称賛はしない、ただ考慮する

ーーーconsidérer 美しい星の数だけを数えて称賛するような生き方はいやだ。決してそれらは同じ姿で瞬いてはいない、あの海、空と交わるところ、一度として同じ外景であるわけはない。航海士だけが知っている、定期航路のまにまに漂流する別個の意味。 自分…

たすきをつなぐーーrelient le bâton

Qui relient le bâton 駅伝はもう終わった頃だろうか。見ていたらきっとどのシーンでも私はボロ泣きしてしまったことだろう。見ず知らずの若者が画面の向こうで走っているだけなのに、ただ全力で走っているだけなのに。 今朝夢の中で誰かを必死に応援してい…

怒りがおさまらないーーーVoleur Temps

voleur Tempsーー 人の時間を奪う「時間泥棒」相手はそのことにすら気づいていない。 相手は暇かもしれない。でもこちらは24時間を綿密にスケジューリングして19時間の勉強時間を寝る間も惜しんで確保して。 自分を高みへと、一秒たりとも無駄にせず、自分と…

2017sautーーー飛翔

saut、saut♪ 今、この瞬間、この場所から始めましょう。飛ぼう、今年は。 カリーヌ・デエ Karine Deshayes、フランスのメゾ・ソプラノ。ホフマン物語のニクラウスなど、優しいふっくらとしたフランス的雰囲気。包むようなまろやかさと温かみのある声。これぞ…

Je vous souhaite une bonne et heureuse année !

heureuse année! ナタリー・マンフリーノ、フランスの現役ソプラノ歌手。 「清純さ」と「妖艶さ」が同居するのが、マスネの作曲の特徴。それを彼女ほど美しく結び付け、官能的に歌い上げるフランス人ソプラノ、他にいない。 タイスの瞑想曲とパリの美しい光…

見掛け倒しのあの幾つかの燈台

ーーーbeau monde バレエ時代の教師が不意に思いだされた。たっぷりとした長い黒髪の、美しい人だった。黒く大きな瞳、決して笑わない、凍てついた冬の湖のようにレッスン室の隅まで全て見通して。背筋のすくむような緊張感。365日、1日も変わらなかった。 …

白鳥の湖2016

知性と知性がぶつかり合う場所、本当に、世界の高みを目指して。 ーーー心で歌って陽気に過ごすことにしよう。 この時間まさにパリオペラ座でやっている(完売でチケット取れず)美しく悲しきチャイコフスキーの「白鳥の湖」 www.youtube.com

Joyeux Noël!à Paris

2014年のキャトールズ・ジュイエ(7月14日のパリ革命記念日)コンサートにご主人と共に出演。ルグランの美しいメロディー「シェルブールの雨傘」を。生オケでエッフェル塔をバックに極上ハーモニーです。 渋谷のbunkamuraで2010年ぐらいだったかなあ、デジ…

俯瞰することーー à vol d'oiseau

à vol d'oiseauーー 俯瞰するという表現を仏仏辞書で引いたら「vue de (物) à vol d'oiseau」とあった。日本でも「鳥瞰図」などというけれど、面白いことにフランス語でもまた「鳥の飛翔の高さで物を見る」という言い回しをするのだ。 目の前の目標はコツ…

seul vol 孤独な飛翔

seul volーーー 現代もののイリ・キリアン作品、エトワールであるAlice Renavandのインタビューが興味深く、彼らがこの作品との修練の中で、各々の価値観をひとたび崩壊し、再構築させた過程にこそ私は興味がある。ダンサー達はおそらく身体で知っている、何…

冬のリュミエールーlumière

試験ひと山終え、15センチ髪をバッサリ切った。心機一転。 息つく間もなく、本日よりまた次の頂上に向かって、16時間学習体制。一筋の光を頼りに、休むことなく、歩み続ける。 パリオペラ座の白鳥は31日夜分まで全席売り切れ。当日券すら手に入らないという…

グルノーブルのカフェで何が!?

エレオノーラにしては珍しいクラシックの舞台写真。 グルノーブルというフランスの街をご存知ですか?オリンピックもあった、スキーで有名な、国境付近の小さな山岳地。で、何が起こったのーーー驚きながらもお客さんたちが「ご用心っ」って合いの手入れてる…

見たこともない高揚と知ったことのない恐怖に慄いて

L'Exaltation et la peur 世界最高峰の知性に触れることーーただただそれが、今の私の願い。その先に目指す、とある同じ目的に向かって、舞台を欧州に定めた世界中からのライバルたちと24時間、切磋琢磨したい。真の学問を、それを耐え抜き実践する世界を。 …

le lac des cygnes 白鳥の湖2016パリオペラ座

先週から開幕したパリオペラ座の年末プログラム。今年のガルニエ宮での古典は白鳥、バスティーユでの現代ものはキリアンの2本立てです。出演者の振り分けが気になるところ。 加えて先週末、今週末にはパリオペラ座バレエ学校の生徒による発表会が同劇場で行…

プティボン、セ・シ・ボン!

Patricia Petibon パトリシア・プティボンさん。70年生まれなので私より7歳年上。 私の中では「ポスト《ナタリー・デセイ》」的存在のフランス・ソプラノ歌手です。 キュートな赤毛が可愛らしく、いかにもパリジェンヌ的容姿。かのアメリがそのまま40代にな…

Sandrine Piauを聴きながら

サンドリーヌ・ピオーの声に癒されてーー 朝から窓の外は真っ白な霧で道路も見えない。 昨日は寒さと疲労と精神的なダメージのあまり、赤ワインを買って熱くして飲みたかったけれど、我慢して帰って良かった。あたたかいハーブティーを飲んだ。 ふいに学生時…

投げ捨ててきたものたちの輪郭ーーー

Ce genre de bonheurーーー 一度でも出発を止めたら、その旅の目的は存在以前。 強い生活に向かって自分を押し上げたかった。 人間の軽率さ。半径5センチしか興味のない人からマイナスの「気」を吸って身が反応したのかもしれない。精神を高く飛翔させるた…

彼ら自身は知らない

La création d'une volontéーーー 20代の頃、サンジャックの道を歩いた。小さな修道院を一人無言で渡り歩く中、時々、パリで見たゴッホの「馬鈴薯を食べる人たち」が思い出された。 ゴッホ自身、若い頃炭鉱地帯で働き、貧しい人々の生活をその目で見ている。…

その真実は、何の名において

Le nom de la véritéーー 頬を切るような風、泣きたいほどに晴れた午後。ふと須賀敦子さんを、彼女の悲しみと孤独を、想う。イタリアへ向かった理由が、分かる気がする。 厳格な規律の中に身を置くことが好きだ。その中でこそ、人は自分の畑を耕せる。 何か…

肌に刻み込まれたもの 

L'âme seulement 魂はどこへ… 私は信用しない。戦いを放棄している人々を。叩かれて、叩かれて、これでもかと叩かれて、自分を成長させる期間を経ずに、いきなり自己満足の世界に入る人特有の。 気持ちや身体が弱っているときこそ「えいや」って勇気を絞り出…

尊厳 where dignity starts

尊厳 where dignity starts? 私たちのシステムは崩壊しているけれど、決してそれを悲観する事はなくて、 悲しむべきは、その隙間を誰も埋めようとエネルギーを使わないことで、 私たちは、おそらく自分の能力を思っている以上に発揮できるはず。 貧しさが当…

歴史の波間に 浮かんで消えてゆく

一つ一つの命の叫ぶ声が 響き合い重なって 明日の歴史作る 歌い続けよう 永遠に・・・(♪悲しみの報い) 灰には何度マッチを擦ってももう二度と火はつかない。それはもう薪ではない。二度と元に戻らない。 人間の本質はたった一つ。昨日は何かが見えそうな気…

声なき言葉を

昨日から龍真咲さん熱がぶり返し「1789」見ています。 これまで自分が ・「理性」ーーで生きようと頑張ってきたーーのは ・「感性」があまりに強すぎて生きるに危険すぎると学んでいたから、だと思う。 他の誰もやっていない、けれども私だからできる、そん…

空の青さと底なしのリグレット

後悔で消えたい。 深いイギリスの森の中で、静かにプレーンのスコーンを手作りして、野いちごのジャムでも作って、鳥がきたら鳥と歌って、可愛いおばあちゃんになる。掻きむしられるような後悔。外はなんて晴れ。切れるような冷たさと、空の青さと、底無しの…

Pour l'entracteーー幕間に

Pour l'entracte 幕間 2017年3月日本公演に向けたパリオペ・エトワール紹介シリーズ、休憩。 パリの橋を愛犬と駆けるエトワールのマチュー・ガニオくんのひとコマ。 人はその手で成したこと、この世に残した結果で判断されなくてはならない。

エリオット・ポール『最後にみたパリ』

『最後にみたパリ』(エリオット・ポール著)吉田健一が絶賛した、その日本語訳。エリオット・ポールはアメリカの新聞記者だったが、第一次世界大戦に従軍して渡欧、パリに住み着きフリーの物書きとして活躍した。 1920年代から40年代、激動の時代のパリを、…

ホワイトアンドブルー 

涼風さんの新アルバムの中にも収録されているアニメ劇場(TV)の『アナ雪』劇中歌「ホワイトアンドブルー」を聴きながら、引越しが終わった日曜の午後。明日ここを出て行くので、今日は3年間過ごした学生寮での最後の1日ーーーー と思ったら。「引越し売り…