Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

Danse

18日深夜放映 パリオペラ座「夏の夜の夢」NYCB in パリ「バランシン・ガラ」

6月19日(月 )午前0:00~午前4:00 [18日・日曜深夜] NHKプレミアムシアターにて 今年3月に上演されて間もない、パリ・オペラ座「夏の夜の夢」、NYCB in パリ「バランシン・ガラ」(収録:2017年3月18・23日 )が早くも日本放映予定です。 パリ・オペラ座、バ…

ラ・シルフィード パリオペラ座バレエ団

ラ・シルフィード (仏: La Sylphide) 初演は1832年3月12日パリオペラ座。全二幕。7月1日からパリオペラ座で上演されますが、私は最もこの役を見てみたかったLéonore Baulacの日に行きます。配役表は、オペラ座公式サイトで発表されています。 リハーサル…

ドキュメンタリー映画『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』7月日本公開

パリ・オペラ座バレエ団の舞台裏と伝統の受け継ぐダンサーたちの姿を描き出したドキュメンタリー映画、『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』。東京「Bunkamura ル・シネマ」での公開が7月22日(土)とのことです。公式サイトはこちらから。 backstage-movie.jp…

パリオペラ座&英国ロイヤル 夢の共演<バレエ・スプリーム>

2017年夏、バレエ界最高峰の二大カンパニー、パリ・オペラ座バレエ団、英国ロイヤル・バレエ団の精鋭スターたちが日本で一堂に会するという夢の舞台が初めて実現するそうです。名付けて『オペラ座&ロイヤル夢の共演〈バレエ・スプリーム〉』。この記事を書…

「ピナ・バウシュを読む」を書き終えて

こんな優しい微笑みのピナは珍しい。いつも寡黙で、哲学する人の横顔だったから。でも晩年は常にこんな表情を浮かべていたのでは、と思う。人として満たされた者だけが持つ独特のオーラ。与えたものだけが辿り着く、どこか、あるところ。 拒食症か戦時中の栄…

ピナ・バウシュを読む その4 京都賞受賞記念講演後半

・異なる国々や文化に根ざした多様な音楽財産が、私たちの作品には欠かせない構成要素となっています。オーケストラや合唱団との共同作業はまた、作品を再演する際に、新しい可能性への好奇心と意欲を呼び起こしています。 ・創作手法ーー問いかけによって創…

ピナ・バウシュを読む その3 京都賞受賞記念講演前半

「舞踊と演劇の境界線を打破し、舞台芸術の新たな方向性を示した振付家」として、ピナは2007年、日本の「第23回京都賞」を受賞している。記念講演で語られた一生を前後半に分けて振り返る。 ピナ・バウシュ | 第23回(2007年)受賞者 | 京都賞 《受賞理由》…

ピナ・バウシュを読む その2 Orphée et Eurydice - Pina Bausch 

www.youtube.com ピナと一緒に仕事をした振付家の証言。 「誰でもあきらめたこと、手放したものがある。一方でどうしても捨てられないものもある。戦争、災害、生き延びたばかりに、死ねなかったことを一生悔やみながら残りの生を生きざるを得なくなってしま…

ピナ・バウシュを読む その1「オルフェオとエウリディーチェ」

パリ・オペラ座ガルニエ宮で2018年ピナ・バウシュ振付「オルフェオとエウリディーチェ」上演が決定した。2008年、2013年シーズンでも上演されているこの作品を分析するとともに、改めて、ピナその人に近づいてみようと思う。シリーズ「ピナバウシュを読む」…

愛についての可能性ーーピナ・バウシュ「カーネーション-NELKEN」

20世紀後半の演劇・ダンスの歴史を塗り替えたピナ・バウシュ。80年代の代表作『カーネーション-NELKEN』が3月、さいたま芸術劇場にやってきます。 舞台一面を埋め尽くす無数のカーネーション。そこに現れた一人のダンサーが、ガーシュウィンの『私の愛する…

「ニジンスキー」パリ公演/カナダ・ナショナル・バレエ

ナショナル・バレエ・オブ・カナダの2017-18シーズンが発表され、2017年秋にパリのシャンゼリゼ劇場でジョン・ノイマイヤー振付の「Nijinsky ニジンスキー」が上演されることが分かりました。以下公式サイトです。 national.ballet.ca 《ジョン・ノイマイヤ…

ヌレエフの再来 美しき異端児セルゲイ・ポルーニン

19歳で英ロイヤルバレエ団の史上最年少プリンシパルとなるもピーク絶頂で突然の退団。バレエ界の異端児、セルゲイ・ポルーニンのドキュメンタリー映画が完成しました。挿入歌“Take Me To Church”は1700万回以上の再生回数を記録し、バレエやポルーニン本人を…

「コーヒー・ウィズ・ピナ」ーーピナ・バウシュのドキュメンタリー

www.youtube.com 「Coffee with Pina - By Lee Yanor 」(2006) 監督 リー・ヤノール Lee Yanor 振付 ピナ・バウシュ Pina Bausch Tanztheater Wuppertal(ヴッパタール舞踊団)収録作品「アグア」 Agua Paris 2002「Rough Cut」Tanztheater, Wuppertal 2005 …

ギエムという生き方を書き終えて

引退発表後の2014年、フランスの雑誌「テレラマ」の表紙を飾った、ギエムの「つま先」だ。同時代を生きたダンサーの全てがうらやんだであろう、神から選ばれし者に授けられた「足」。 現在、ギエムは、イタリアのローマとフィレンツェの間にある小さな街ラツ…

シルヴィ・ギエムという生き方・その4

・引退公演「ライフ・イン・プログレス」 2011年初演のマッツ・エック振付「BYE」。ギエムが、1995年「スモーク」で仕事をしたエックに電話をかけ「引退前にもう一度一緒に仕事をしたい」と頼んだ。エックは15日間でこの作品を作りあげた。ベートーヴェン「…

シルヴィ・ギエムという生き方・その3

・「マドモワゼル・ノン」 英ロイヤル移籍後は「仕事を選ぶ」ことで有名になった。ジャーナリスト嫌いはもとよりだが、バレエ団の監督に対してもノン。英メディアがつけたあだ名が「マドモワゼル・ノン」 「ダンサーは幼い頃から厳しい身体の訓練を受け、従…

シルヴィ・ギエムという生き方・その2

フランス国立視聴覚研究所(INA)アーカイブに19歳のギエムの映像が残っている。 www.ina.fr ・体操からオペラ座ダンサーまでの道のり ギエムは1965年パリ生まれ。父方の祖父母はスペイン内戦でカタルーニャからフランスに逃れてきた移民。祖母はフランス語…

シルヴィ・ギエムという生き方・その1

ギエムの引退発表は日本で大きなニュースとなったが、最後の公演も2015年大晦日のボレロも、好意的に評価する人は少ない。引退後2年、人々は彗星の如く現れる明日のスターに夢中で、彼女の名を探しても、引退を発表した以降の記事は、殆ど出て来ない。 彼女…

イリ・キリアンの詩篇性について

www.youtube.com 昨日はストラヴィンスキーの詩篇について書いたが、この作曲家の有名な言葉として「音楽は音楽以外の何も表現しない」というものがある。つまり「音楽は感情や心理を表現しない」「音楽は《超個人的な超現実的なもの》のみ表現する」という…

dance, dance, otherwise we are lost

2009年に急逝した振付家のピナ・バウシュと、それを継ぐドイツのヴッパタール舞踊団。3月にさいたまで来日公演があるようです。ピナの20年来の友人、ヴィム・ヴェンダース監督が3Dで映画化したことなどから、ダンスを知らなかった人にもだいぶピナの名前は…

La vie remplie de belle sonne

芸術は、至高の美を追い求める究極の「型」なのだと信じたい。

Hurlant de l'opprimé

物事が動かない時はいくらあがこうが動かず、動く時にはこちらの望むと望まずとに関わらず、一気に波のように起こる、いいことも悪いことも。それが今日の一日。心のどこかで予想していた成り行きだったのだろう、ショックというより、まあ結局、初心に立ち…

Ballet Dancer Sylvie Guillem シルヴィ・ギエム引退後

www.youtube.com 2015年の大晦日にボレロを踊り、50歳でそのダンサー生活に終止符を打った、フランス人ダンサー、シルヴィ・ギエム。パリオペから英国ロイヤルに移籍した際には、フランスの国家的損失とまで言われていました。別名「マドモアゼル・ノン」。 …

2017パリオペラ座バレエ公演案内

2017パリオペラ座バレエ公演案内 先月のクリスマス公演を終えてオペラ座バレエ団はレッスン期間に入っている模様ですね。1月は公演はありません。2月、3月と現代ものが続きます。マクレガーは全く趣味ではないので見にいきません。「真夏の夜の夢」は新た…

Je vous souhaite une bonne et heureuse année !

heureuse année! ナタリー・マンフリーノ、フランスの現役ソプラノ歌手。 「清純さ」と「妖艶さ」が同居するのが、マスネの作曲の特徴。それを彼女ほど美しく結び付け、官能的に歌い上げるフランス人ソプラノ、他にいない。 タイスの瞑想曲とパリの美しい光…

見掛け倒しのあの幾つかの燈台

ーーーbeau monde バレエ時代の教師が不意に思いだされた。たっぷりとした長い黒髪の、美しい人だった。黒く大きな瞳、決して笑わない、凍てついた冬の湖のようにレッスン室の隅まで全て見通して。背筋のすくむような緊張感。365日、1日も変わらなかった。 …

白鳥の湖2016

知性と知性がぶつかり合う場所、本当に、世界の高みを目指して。 ーーー心で歌って陽気に過ごすことにしよう。 この時間まさにパリオペラ座でやっている(完売でチケット取れず)美しく悲しきチャイコフスキーの「白鳥の湖」 www.youtube.com

seul vol 孤独な飛翔

seul volーーー 現代もののイリ・キリアン作品、エトワールであるAlice Renavandのインタビューが興味深く、彼らがこの作品との修練の中で、各々の価値観をひとたび崩壊し、再構築させた過程にこそ私は興味がある。ダンサー達はおそらく身体で知っている、何…

Josua Hoffalt ジョシュア・オファルトとの対話

Live-chat avec Josua Hoffalt - Opéra national de Paris パリオペラ座バレエ団が公式に、本日、白鳥の湖に出演中のエトワール、ジョシュア・オファルト(2012年3月7日エトワール任命)とのライブチャット・デーをもうけ、サイト上で逐次公開しています。…

Pour l'entracteーー幕間に

Pour l'entracte 幕間 2017年3月日本公演に向けたパリオペ・エトワール紹介シリーズ、休憩。 パリの橋を愛犬と駆けるエトワールのマチュー・ガニオくんのひとコマ。 人はその手で成したこと、この世に残した結果で判断されなくてはならない。

パリオペラ座2016年シーズン第一弾

2016ー2017シーズン・パリオペ作品を記録していく。下記4作品にて幕開け。 « In Creases » Justin PECK,『イン・クリーシズ』ジャスティン・ペック « Blake Works I » William FORSYTHE,『ブレイクワークスI』フォーサイス « The Seasons’ Canon » Crystal …

今月のパリ・オペラ座 イリ・キリアン作品

www.youtube.com 今年度一杯のプログラムは既にオペラ座を去った前監督がプランニングしていったものなので、年末の白鳥を除けば9割がた前衛作品です。イリ・キリアンは何度みても、ベルリン、あるいはシュツットガルトバレエあたりがいいと思う。 脱はてな…

ホワイトアンドブルー 

涼風さんの新アルバムの中にも収録されているアニメ劇場(TV)の『アナ雪』劇中歌「ホワイトアンドブルー」を聴きながら、引越しが終わった日曜の午後。明日ここを出て行くので、今日は3年間過ごした学生寮での最後の1日ーーーー と思ったら。「引越し売り…

涼風真世さん 新作アルバム

宝塚100年の中でもこれ以上の歌姫は存在せず。バリバリの男役トップさんなのにフェミニンな役で“歌の妖精”と呼ばれ、退団後も生きた伝説として、さらに進化し続けている涼風さん。舞台生活35周年記念のアルバムが15日に発売されたみたいですね。あー、日本ま…

Roméo et Juliette「Aimer」(ロミオとジュリエット)

www.youtube.com フランス発ミュージカルは当ブログでも取り上げてきましたが、ロミオとジュリエットは初登場。初演時には主演の2人は20歳&17歳とのこと。ジュリエットちゃん、まあなんと可憐なこと。許せないのは、ロミオが長髪(ビジュアル的に受け付けな…

7月14日のバスティーユ

パリで迎える4回目の「7月14日」なのに、これまで午前の行進も、夜のエッフェル塔の花火も行ったことがなかった。人ごみで疲労するだけだろうと。ネットの中継をみていた。 けど今年はどうしても行きたくて。「ベルばら」仏語版(しかも英語字幕付きってど…

APPROXIMATE SONATA アプロキシマート・ ソナタ / フォーサイス振り付けによる

プルミエ公演、見に行かなければきっと後悔するだろう。そう思って、遅刻覚悟で出かけて行った。10分の遅れで途中入場させてもらったけれど、がっかり! 1演目はOF ANY IF AND、まず、演奏がオケでなくテープ。さすが10ユーロの席だけあって(前回は前列で遮…

William forsythe(ウイリアム・フォーサイス) 7月4日夜プルミエ公演・パリオペラ座

William Forsythe - Opéra national de Paris 今夜のチケット10ユーロの席をまた窓口まで行って、とってきました。パリオペラ座バレエ、今シーズン最後のウイリアム・フォーサイスです。演目は3つ。 Of Any If And Approximate Sonata Creation です。 初演…

パリオペラ座・監督交代劇

コジョカルちゃんの笑顔に癒やされ。 私のトランキライザー役。昨夜の最悪公演に腹を立て、遅くまでネットサーフィン。 聖書には「喜べ」とか「楽しめ」って言葉が800回出てくるってポリアンナのおとーさまが言ってたけれど、調べたら本当に747回ある。 38歳…

最悪のニューヨークシティバレエ公演

NYCBパリ公演初日 チケットの払い戻しがきかなくてしぶしぶ出かけた。パリオペラ座での『海賊』の感動がまだ胸に残っていて、シャトレ座建物に入っても、パリオペ内装の歴史・豪華さと比べてしまう。現代ミュージカルや演劇が多い劇場ゆえに、観客の質も服装…

英国ナショナルバレエ「海賊」パリ公演6月22日ソワレ

パリオペラ座ガルニエ宮『海賊』 Le Corsaire | English National Ballet 一番好きな演目。アメリカンバレエシアターのアンヘル・コレーラ、ジュリー・ケントらの頃がこれでもかというぐらいスター性があって、最高だった(確か10年ぐらい前に東京上野文化会…

涙するすべての者たちへ

《La Video Qui a fait pleurer tout Le monde》 www.youtube.com 世界にはたくさんのことがあってーー戦争も、テロも、虐殺も・・・生きたくても生きられない人、生きているのに死んでいる人、自分の意志だけではどうにもならない日々があってーーー米国で…

ミュンヘンバレエ『海賊』中継

フランス紙『ル・フィガロ』によると、明日12日15時のミュンヘンバレエの『海賊』がネット中継される予定です。日本時間でも22時頃では。翌日のお仕事に差し支えない方、ぜひごらんください。大好きな作品です。 www.staatsoper.de 自己ベストはアメリカン・…

パリ・夏のダンスフェスティバル2016《ニューヨークシティバレエ団》情報

毎年恒例の夏のダンスフェス。今年はまちにまったなんと、ニューヨーク・シティ・バレエの引越し公演。バランシン作品を思う存分堪能できます。取り急ぎ、プログラム日本語訳です。 www.lesetesdeladanse.com Été de la Danse à Paris New York City Ballet …

Depuis le printemps 春なので

やっぱりダンスはいいー。 光があふれて、音楽が流れれば自然と体が動きだす。 2年この先生のもとでやってきた。途中、何度も嫌だったし、やめようとしたし、腹がたった。やる気のない生徒にムカついたりもした。でもそうやって日々を積み重ねて、ようやく…

フレンチミュージカル『1789 Les Amants de la Bastille』

ミュージカル不毛地帯と言われているフランスですが、2000年以降「フレンチミュージカル」が爆発的ヒットをしている。また違ったフランスのエンタメシーンが語れそうです。 ノートルダムに始まって、太陽王(ルイ14世)、モーツアルト、ロミジュリなど、フレ…

見えない春を探して 

半月ぶりにダンスに行った。クラスが終わってスタジオを出てもまだ明るい。3月に入ってぐっと陽が長くなった印象。来週には「夏時間」に変わるのだ。 2月半ばぐらいから20日間ほど、自分の書き物に熱中していて、勉強もほったらかしの日々が続いていたので…

You've Got The Love

2016年2月「今月の曲」はこちら。Jessica SanchezのYou've Got The Love、2013年の曲です。ジェシカ・サンチェスはフィリピン系米国人で、米国のオーディション番組「アメリカンアイドル」2012年、シーズン11のファイナリスト。当時16歳と最年少ながら、シ…

少なくともダンスについて語り続けること その(3)

そのための、2本柱を考えた。減量と、少なくともダンスを続け自身の言葉でダンスについて語り続けること、この2つだ。 固形物を一切取らない生活=ノーマル、という私の元の生活をカミングアウトして、平然と、悠々と、胸を張って生きなおすこと。 ダンス…

少なくともダンスについて語り続けること その(2)

忘れかけていたダンスのことを思った。今のフランスのダンス事情はどうなっているのか、なぜダンスを諦めたのか、NYのBDCへの想い。 2014年夏、ダンス道場破りをしていた頃、やっぱり私の思い描いていたダンスの道と、レッスン場のレベルの低さが、…