Chose de parler de la danse ダンスについて語ること

Autoportrait de l'auteur en danse :パリ、ダンス、言葉の敷石を踏みしめて

ワガノワ国際バレエコンクール

ワガノワ国際バレエコンクールの、受賞者が発表されていましたが、

ご報告が遅れました。今年は以下の通りです。

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Vaganova Academy - Новости

グランプリ
Mikhail Barkidzhidzha (16 years old, Russia)

ジュニア男子
1st place - Mikhail Barkidzhidzha(Russia)
2nd place - Junsu Li (16 years old, Republic of Korea) 韓国国立総合芸術学校
3rd place - Jan Begishev (16 years old, Russia)

ジュニア女子
1 place - Seyeon Min (15 years old, Republic of Korea) 韓国国立総合芸術学校
2 place - Yulia Bondareva (16 years old, Russia)
3 place - Lizi Avsadzhanishvili (15 years old, Georgia)

シニア男子
1st place - Marko Juusela (18 years old, Finland)
2nd place - Danila Khamzin (17 years old, Russia) ペルミ・バレエ学校
3rd place - Alexey Khamzin (17 years old, Russia)ペルミ・バレエ学校

シニア女子
1st place - Anastasia Smirnova (17 years old, Russia) and Alexandra Khiteeva (17 years old, Russia)
2nd place - Aviva Gelfer-Mundl (17 years old, USA)
3rd place - Anastasia Gorbacheva (17 years old, Russia)

N. Dudinskaya and K. Sergeev ナタリア・ドゥシンスカヤとコンスタンチン・セルゲイエフ賞
Prize : Sayeon Min  (15 years old, Republic of Korea)

Grishko Company Award: グリシコ賞
Maria Malinina (18 years old, Russia)ペルミ・バレエ学校

観客賞
Aaron Osawa-Horowitz (USA) and Yulia Bondareva (Russia)

ワガノワ・アカデミーへのインターンシップ
Marat Sultanov (17 years, Latvia) and João Senra (16 years, Portugal)

本コンクールはローザンヌの予選も兼ねています。出場をゲットしたのはこちら3人。
Vladislav Khodasevich (16 years, Belarus),
Marat Sultanov, (17 years, Latvia)
João Senra (16 years, Portugal)

ワガノワバレエ学校卒業生がほぼ占めていますね。受賞者にも韓国勢が多いですが、

審査員にも韓国人教授が・・・というのはどういうことなんでしょ?

www.youtube.com

こちらが受賞者によるガラコンサートです。未来のスターがこの中にいるかも・・・

12/4(火)深夜0:00 WOWOWのパリ・オペラ座バレエ団 放映情報

12/4(火)深夜0:00より、WOWOWにてパリ・オペラ座バレエ団舞台に引き続き、映画一本が放映予定です。

0時からー「ケースマイケル振付短篇集 弦楽四重奏曲第4番/大フーガ/浄夜

1時20分からー「ミルピエ~パリ・オペラ座に挑んだ男」

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ベルギーの振付師、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルの初期作品を、パリ・オペラ座のダンサーたちが踊る。バルトーク弦楽四重奏曲第4番」ほか、計3作品を放送。

フランスのパリ・オペラ座バレエ団はルイ14世によって設立され、350年以上の歴史を持つ世界最古のバレエ団。

ダンサーは併設されたバレエ学校で長い研修を受けた後、選抜されてバレエ団に所属する。放送するのはアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル振り付けのコンテンポラリー作品からの3つの短編

バックにはバルトークの「弦楽四重奏曲第4番」、ベートーベンの「大フーガ 作品133」、シェーンベルクの「浄夜」がそれぞれ流れる。2015年収録。

バルトーク弦楽四重奏曲第4番」

かつてケースマイケルも踊ったことのある作品。4人の女性が黒の衣装を身にまとい、ステージ上を跳びはねる。

・ベートーベン「大フーガ」作品133

7人の男性とひとりの女性が登場。舞台装置はなく、躍動感あふれる速いテンポのダンスがステージ狭しと展開される。

シェーンベルク浄夜」作品4 弦楽オーケストラ版

月夜の白樺林をイメージした幻想的な舞台装置を用いた演目。生活をともにする男性とは別の男性の子どもを身ごもった女性の心の内を綴った物語で、8人の女性と6人の男性が情感あふれる世界をダンスで描き出す。
2015年10月/フランス・パリ オペラ・ガルニエ

 

バルトーク弦楽四重奏曲第4番」
出演 セウン・パク ジュリエット・イレール
シャーロット・ランソン ローラ・バックマン
振付 アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル
音楽 バルトーク・ベーラ 芸術監督 バンジャマン・ミルピエ
舞台美術・照明デザイン アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル
衣装デザイン ローザス

ベートーベン「大フーガ」
出演 エトワール アリス・ルナヴァン
エトワール ステファン・ビュヨン
エトワール カール・パケット

振付 アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル
音楽 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン 芸術監督 バンジャマン・ミルピエ
演出 ジャン=リュック・デュクール 衣装 ナタリー・ドゥーフィス ローザス
音楽分析 ジョルジュ=エリー・オクトース

シェーンベルク浄夜
指揮 ヴェロ・ペーン
エトワール エミリー・コゼット マリ=アニエス・ジロー
エトワール ステファン・ビュヨン カール・パケット

振付 アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル
音楽 アルノルト・シェーンベルク 芸術監督 バンジャマン・ミルピエ
舞台美術 ジル・アイヨー  アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル
照明 ヴィニチオ・ケリ 衣装 リュディ・サブンギ
音楽分析 ジョルジュ=エリー・オクトース

WOWOWオンライン

 

「ミルピエ~パリ・オペラ座に挑んだ男」

史上最年少でパリ・オペラ座バレエ団芸術監督に抜擢された振付師B・ミルピエ。

新作完成までの道のりを通じて、名門の歴史と伝統に新風を吹き込もうとした彼の挑戦を追う。

映画「ブラック・スワン」の振り付けを担当したことでも知られる天才振付師ミルピエが、バレエの殿堂、パリ・オペラ座バレエ団の芸術監督として手掛けた新作ステージの完成に至るまでを追ったアートドキュメンタリー。

史上最年少でパリ・オペラ座の芸術監督に抜擢されながら、わずか1年半ほどでその職を退いたミルピエ。

長い歴史と伝統を持つ名門バレエ団にもたらそうとしていた改革とはなんだったのか。

そのチャレンジと葛藤を、パリ・オペラ座公式プロデュースだからこそ可能となった貴重な映像とともに綴る。

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制作年/2015 制作国/フランス 内容時間(字幕版)/115分
ジャンル/ドキュメンタリー
出演 バンジャマン・ミルピエ ヴィルジニア・グリ レオノール・ボラック
エレオノール・ゲリノー レティツィア・ガローニ マリオン・バルボー

WOWOWオンライン

イングリッシュ・ナショナル・バレエ団 アクラム・カーン版「ジゼル」 日本劇場公開

ENB にとってアクラム・カーン版『ジゼル』は、その斬新な解釈で大絶賛され、

一躍世界から注目を浴びるカンパニーになったきっかけの作品です。

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2017 年には優れた演劇やオペラに与えられるローレンス・オリヴィエ賞からバレエ団として業績賞を受賞しました。

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そんな、21 世紀の傑作と呼び名が高いイングリッシュ・ナショナル・バレエ団(ENB)によるアクラム・カーンの『ジゼル』が初めて映画館のスクリーンへ。

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バレエファンにとっては、今回の劇場公開は、賞に輝いた『ジゼル』をスクリーンで観られる貴重な機会。

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才能豊かな振付家アクラム・カーンと ENB 芸術監督のタマラ・ロホの見事なコラボレーションは見応えがあり、タマラは働く工場から追い出される移民の一人ジゼルを演じます。
セット・衣装は映画『グリーン・ディスティニー』でアカデミー賞美術賞を受賞したティム・イップが手がけました。

本作はオリヴィエ賞やサウス・バンク・スカイ・アーツ・アワードを受賞し、多くの業界紙から5つ星の評価、チケットは即完売し多くの人が見られなかった演目です。

ぜひ映画館の大きなスクリーンで。

来日ツアーがいつか実現したらいいのになあ。

www.youtube.com

イングリッシュ・ナショナル・バレエ団 アクラム・カーン版『ジゼル』
:English National Ballet Akram Khan’s Giselle
2017 年 10 月リヴァプール・エンパイア劇場収録
113 分 (1 回 x 10 分 インターバル含む)

キャスト
タマラ・ロホ(ENB 芸術監督):ジゼル

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ジェームズ・ストリーター :アルブレヒト ジェフリー・シリオ:ヒラリオン
スティナ・クァジバー:ミルタ

スタッフ
アクラム・カーン: 演出・振付 ティム・イップ:ビジュアル・衣装デザイン
ヴィンツェンツォ・ラマニャ: 編曲 アドルフ・アダン: オリジナルスコア
マーク・ヘンダーソン: 照明 ロス・マクギボン: 収録版監督

【kotorioからのひとこと】

出会いと別れ、いつも切なくて悲しい。人は去る。取り残されるのは自分ただひとり。

英国ロイヤルオペラハウス・シネマシーズン ロイヤル・バレエ『白鳥の湖』新演出

英国ロイヤルオペラハウス・シネマシーズン、ロイヤル・バレエ『白鳥の湖

日本でもこの夏映画館でご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

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若手振付家、リアム・スカーレット演出による、31年ぶりの新『白鳥の湖』です。

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白鳥の湖』はクラシック・バレエの中でも最も頻繁に上演される不朽の名作。バレエ団にとっても〝顔”となるべき作品である。名門ロイヤル・バレエにおいて、その『白鳥の湖』が31年ぶりに新しい演出によるプロダクションに一新されることは、2018年のバレエ界における最大の話題であり、大きな期待を背負って製作された。幕が開くと、主要な新聞批評で絶賛の嵐を呼びチケットは瞬く間にソールドアウト。弱冠31歳のリアム・スカーレットとロイヤル・バレエは輝かしい成功を納めた。

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チャイコフスキーによる不朽の旋律により、不動の人気を誇る究極のバレエ作品、『白鳥の湖』。ロイヤル・バレエでは31年ぶりに新しいプロダクションが、注目の若き天才振付家リアム・スカーレットの手により生まれた。1895年にマリウス・プティパとレフ・イワーノフによって振付けられた2幕の白鳥たちが舞う湖畔のシーンはそのままに、気鋭の美術家ジョン・マクファーレンによる絢爛たる舞台美術、新しい振付と設定を加えた。英国バレエ伝統の演劇性を強調したドラマティックな演出により、鮮烈で壮麗な愛の傑作が誕生した。

www.youtube.com

白鳥の王女オデットと、悪魔の娘オディールの二役を演じるのは、

ロイヤル・バレエトップ・プリマのマリアネラ・ヌニェス。

気高く抒情的なオデットと魅惑的なオディールを演じ分け、3回転も織り交ぜた

グランフェッテなどで見せる超絶技巧、

悲劇的な運命の中で王子との愛に殉じる強い想いが伝わります。

ハムレットのように苦悩する王子ジークフリート役は、優雅な立ち姿と長い手脚、

伸びやかな跳躍が貴公子そのもののワディム・ムンタギロフ。

ふたりの至高のパートナーシップ、ご堪能あれ。

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<あらすじ>

1890年代、女王の側近に化けた悪魔ロットバルトに操られた宮廷が舞台。花嫁を選ぶことを強いられている悩める王子ジークフリートは、白鳥の姿に変えられたオデット姫が夜のひと時、人間に戻る様子を見て恋に落ちる。

オデットは誰も愛したことがない者の真実の愛の誓いだけが、この呪いを解くことができると語る。だが結婚相手を選ぶ舞踏会で、ジークフリートはオデットとうり二つの妖艶なオディールに魅せられ、愛を誓ってしまう。

ロットバルトは悪魔の正体を現し、オデットへの誓いは破られた。裏切りを知ったオディールは絶望し、死ぬことでしか呪われた運命からは逃れられないと悟る。許しを乞う王子は湖畔にやってくるーー。

【振付】マリウス・プティパ&レフ・イワノフ
【追加振付】リアム・スカーレット&フレデリック・アシュトン
【演出】リアム・スカーレット
【美術・衣装】ジョン・マクファーレン
【作曲】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
【指揮】クン・ケセルス
【出演】マリアネラ・ヌニェス(オデット / オディール)
ワディム・ムンタギロフ(ジークフリート王子)
ベネット・ガートサイド(ロットバルト:悪魔 / 女王の側近)
エリザベス・マクゴリアン(女王)
アレクサンダー・キャンベル(ベンノ:ジークフリートの友人)
高田 茜、フランチェスカ・ヘイワード(ジークフリート王子の妹たち)

マニュエル・ルグリ『Stars in Blue』 BALLET & MUSIC 2019春

マニュエル・ルグリ率いる海外のトップダンサーと、国際的に活躍する

日本の音楽家の饗宴となる、バレエコンサート『Stars in Blue』

2019年春に愛知、東京、大阪で行われます。

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プログラム

・『タイトル未定』(新作)

振付:パトリック・ド・バナ 音楽:未定
出演:マニュエル・ルグリ、オルガ・スミルノワ
・『鏡の中の鏡(仮)』(新作)

振付:パトリック・ド・バナ 音楽:アルヴォ・ペルト
出演:セミョーン・チュージン、木本全優、三浦文彰(ヴァイオリン)、田村響(ピアノ)
・『Moment』

振付:ナタリア・ホレツナ 音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
出演:マニュエル・ルグリ、滝澤志野(ウィーン国立バレエ団専属ピアニスト)


愛知公演チケット

S席:11,000円 A席:8,000円(U25:4,000円) B席:6,000円(U25:3,000円)
C席 :4,000円(U25:2,000円) プレミアムシート:14,000円

・一般発売:2018年10月27日(土)10:00

愛知県芸術劇場メンバーズウェブ先行発売:10月19日(金)10:00 ~20日(土)

その他の会場はこちら
2019年3月8日(金)・9日(土)東京都 東京芸術劇場 コンサートホール

2019年3月11日(月)大阪府 ザ・シンフォニーホール

2019年3月14日(木)宮崎県 メディキット県民文化センター

2019年3月17日(日)愛知県 愛知県芸術劇場 コンサートホール

【kotorioからのひとこと】

マニュエル・ルグリとオルガ・セミオノワとの共演、セミョーン・チュージンと

木本全優さんという男性ダンサー同士のデュオ、「ルグリ・ガラ」で

ルグリの新しい一面を見せた『Moment』の再演。

ファンには新しいおどろきの詰まった公演になりそう。

来日ツアーNo. 1イケメンダンサー フリーデマン・フォーゲル シュツットガルト・バレエ団

『オネーギン』『白鳥の湖』で初日の主役をつとめるのはフリーデマン・フォーゲル。

カンパニーを代表するプリンシパルとして来日を重ねてきたフォーゲルくんが、

今回の公演にかける想いを会見で語りました。

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ーー1998年の入団以来一貫してシュツットガルトでキャリアを積んできた、このバレエ団の魅力とは?


 シュツットガルトでは、クランコを始めとする全幕作品に加えて、毎シーズン、新作のクリエーションに関わることができます。

 他のバレエ団やガラに出演して視野を広げることも大切ですが、ホームと呼べるバレエ団に所属していないと、系統だったレパートリーを踊れません。私達のレパートリーは、実に多彩。さらには、同僚のダンサー達は、その人それぞれの個性を持ち、まるで違う言葉を話しているかのように異なるイメージを生み出す。そこに身を置くことによって、自分を成長させることができる。

それが私にとってのシュツットガルト・バレエ団です。


ーーー看板演目の『オネーギン』。持ち役はオネーギンの友人レンスキーで、初主役は4年前とか?


 シュツットガルトの男性ダンサーにとって、『オネーギン』は神聖な作品。ようやく踊るチャンスに恵まれ、感無量でした。完全燃焼できる役柄。レンスキーも重要な役ですが、オネーギンと決闘した結果、物語の途中で突然、命を落としてしまう。出番が終わった時、満たされない気持ちが残っていました。

 でもオネーギンは最後までドラマに関わり、思い悩み、タチヤーナに思いの丈をぶつけます。その思いは成就しなくても、役を全うする。幕が降りた時、全てを出し切り、自分が空っぽになったように感じてしまいます。

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ーーこの作品は、なぜ、観客を魅了するのか。


 私達の人生そのものを映し出すから。確かにオネーギンという人物は、好人物ではありません。厭世的で、田舎のブルジョア達を見下し、タチヤーナの美貌に目を留めても、彼女の芯の強さは見過ごし、他人を傷つけてしまう。でも、人間は善人ばかりでなく、誰しも、同じような状況に遭遇したことがあるはず。オネーギンの狭量さに共感できなくても、彼の生き方に心を動かされるのだと思います。


ーーラスト、タチヤーナとオネーギンが踊るパ・ド・ドゥは圧巻です。タチヤーナ役とパートナーシップの構築は。


 チャイコフスキーの叙情的な音楽にのって、演劇性豊かなクランコ振付を踊るーーパートナーと二人で役に飛び込み、二人の世界を築き、二人の物語を紡ぎ出す。感情を吐露するだけでなく、クランコの高度な振付を踊りこなさなくてはなりません。十分に稽古を重ねて互いを理解し、信頼関係を築くとエネルギーが湧き出し奇跡的な舞台を生み出せると信じています。

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ーークランコ版『白鳥の湖』について。

 振付の大筋は伝統的なプティパ=イワーノフ版に準じていますが、よりドラマチックに改訂されています。様式的なマイムを使うかわりに、何気ない立ち居振る舞いで登場人物の心の動きを描き出します。

 王子はオデットを見つめ、彼女に駆け寄り、手を差し伸べ、そっと抱き寄せる。型通りの演技ではなく、ディテールを積み重ねて、細やかでリアルな表現に昇華していきます。ユルゲン・ローゼの美術も見事。第三幕の宮殿のシーンでは、舞台装置が屹立し、王子を追い詰めているよう。オディールとのパ・ド・ドゥの音楽編成も独特で、視覚と聴覚の両方から、オディールが王子を翻弄する様子を具現していきます。

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ーー王子とオデット姫が悪魔に打ち勝つのではなく、命を落とすのでもない、独自の幕切れについては。

  二人は永遠に結ばれることはない。この物語の悲劇性を増す解釈だと思います。終幕のパ・ド・ドゥもクランコのオリジナリティ溢れる振付で、最後に待ち構えている悲劇を際立たせる。クランコの深い洞察力に圧倒されます。

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ーータマシュ・デートリッヒ氏の新芸術監督就任について。
 来シーズンのレパートリーは、エキサイティング。アクラム・カーンやイリ・キリアンが新作を振り付け、マクミランの『うたかたの恋』を初上演します。日本公演は、タマシュの就任後、初の海外公演です。新監督の船出を素晴らしいものにするためにも、最善を尽くすよ。

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11/10(土)、11/11(日)限定 シュツットガルト・バレエ団 サイン会

現在来日ツアー中シュツットガルト・バレエ団、休憩時間下記イベントが行われます。

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2公演限定。ダンサーによるサイン会だそう。

 『白鳥の湖』 11月10日(土) 11日(日) 二回目の休憩時にロビーにて。 

11月10日(土)14:00 

  アリシア・アマトリアン、フリーデマン・フォーゲル、ロマン・ノヴィッキー

11月11日(日)14:00

  エリサ・バデネス、アドナイ・ソアレス・ダ・シルヴァ、

  マッテオ・クロッカード=ヴィラ

《注意事項》

・当日観劇チケットで入場中の方のみです
・サインは一人一点のみ
・サインペンは会場側が用意。自身のものではお願いできないそうです。
・ダンサーとの写真撮影は禁止。